Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【考察】ラキティッチの冷遇について考える

こんにちは。今回は冷遇されるラキティッチについて書いていきたいと思います。賛否両論あるとは思いますが、是非楽しんでお読みください。

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↑前回の考察記事はこちら!

 

■昨シーズンと比べると・・

今年の4月、Hikotaというバルサファンが自身のブログでこんなことを言っていました。

そのため、盛んにラキティッチ放出説が出ていますね。バルサは膨れ上がった選手たちの年俸で財政が圧迫されており、今夏さらに補強するのであれば主力選手の放出が不可避であるとの記事も出ていました。高値で売れそうな選手の筆頭がラキティッチというわけで、フレンキ―の獲得にも成功したため放出を推奨する声も少なくありません。

しかし、個人的にはフレンキ―が加入するからと言って、ラキティッチの放出を決断するのはあまりに早計すぎると考えています。フレンキ―の今シーズンの活躍は素晴らしいの一言ですが、「ビッグクラブ相手に活躍する」と「ビッグクラブの一員として活躍する」は別物であることは頭に入れておかなければなりません。フレンキ―が1年目からラキティッチと同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスを披露できる保証はどこにもありません。

恐らく、フレンキ―の来シーズンの競争相手は主にアルトゥールになるのではないでしょうか。ラキティッチはこれまで通りレギュラーで起用すべきだと個人的には考えています。これまで見たように、彼の存在はバルベルデバルサにとって不可欠です。ブスケツの代役が務められるのもラキティッチを残すべき大きな要因の一つです。フレンキ―、アルトゥール、そしてアレニャは超が付くほどの逸材ですが、それでも現段階ではラキティッチに見劣りします。もしラキティッチを放出するとしても早くとも2020年の夏まで待つべきではないでしょうか。

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見通しの甘さが際立ちますねえぇ・・・笑。今シーズンラキティッチの出場機会は激減。ここまで僅か出場時間199分、2試合強しか試合に出場していないことになります。先発出場はわずかに1。昨シーズンブスケツと並んで、絶対的な存在だったラキティッチですが、今シーズンはベンチが定位置になってしまっています。

(データはWhoScoredより)

FCバルセロナ、13-14シーズンから18-19シーズン(リーガ)の90分当たりのパス本数トップのMF

13-14(マルティーノ) シャビ 102本

14-15(ルイス・エンリケ) シャビ 90本

15-16(ルイス・エンリケ) ブスケツ 75本

16-17(ルイス・エンリケイニエスタ 76本

17-18(バルベルデ) ラキティッチ 79本

18-19(バルベルデ) ラキティッチ 85本 

※今シーズン33節終了時点

※極端に出場機会の少ない選手は省いています。

まず目につくのは13-14シーズンと比べた14-15シーズンのシャビのパス本数激減ですね。ルイス・エンリケの就任でスタイルが変わった影響がモロに出ています。シャビが退団した2015年以降2シーズンはブスケツイニエスタカンテラ出身の2人が1位でしたが、バルベルデが監督を務めているこの2シーズンはラキティッチが最も多くパスを出した選手になっています。

こちらのデータが示すように、ラキティッチは昨シーズンのバルベルデにとって不可欠な選手の一人だったはずです。なぜラキティッチの出場機会がこれだけ減ってしまったのか、の主な要因はフレンキ―・デ・ヨングの加入でしょう。この選手、とにかくすごいです。何がすごいかはこちらの記事を是非!

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ラキティッチより9歳若い18-19シーズン欧州最優秀MFが加入し、2年目のアルトゥールが覚醒しつつある現状を考えると、ラキティッチの出場機会が減ってしまうのは決して不自然なことではありません。むしろ新陳代謝がチームに起こるのでファンとしては歓迎すべきことかもしれません。

そのため、ラキティッチの現状について仕方ないとみる意見は一定数見られますね。また、こうなるのであれば夏に放出すべきだったという意見も頷けるところがあります。

さらにラキティッチには、夏にフロントから現状に関して腹を割った話をされたようです。スポーツ面的にベンチスタートが多くなると。それを分かったうえで自ら残留を選択し、それでいてメディアに文句を言うのは確かに筋が通っていないのかもしれません。

 

■戦力的に本当に不必要なのか?

しかし、ここで考えたいのはラキティッチは本当にスポーツ面の観点だけでこのような扱いを受けているのでしょうか。例えば、ラキティッチのパフォーマンスが急激に落ちたり、戦術的に必要がなくなったのであれば話は分かります。しかし個人的にはどちらもない話だと思っています。

現にラキティッチを失った現中盤は、バランスが崩れ破綻しつつあります。フレンキ―もアルトゥールも超が付くほどの逸材ですが、メッシ&スアレスがいるチームで真価を発揮できるのかと言われれば現時点で答えはNOです。チームの根幹が変わらないまま、その根幹をギリギリのところで支えてた機材を外し、新品で性能はいいけど規格の違う製品を無理やり当てはめているような状況です。

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 ↑こちらの記事に中盤の構成についてより詳しく書いているので是非!

今シーズンリーグ戦で既に16失点しているのは決してこの中盤のバランスと無関係ではないと思っています。フレンキーやアルトゥールを同時に使いたいのであれば、それなりに戦い方を考えなければなりません。特にフレンキーの方は結構幅広く動きたいタイプなので、チームに大きな穴を空けがちです。ラキティッチのほうが静的な分、的確に穴を埋められる印象がありますね。

バルサらしさという点を追求するのであれば、フレンキ―・アルトゥールの重用に関して何も文句は言いません。しかし現状依然としてメッシとスアレスが前線に残っていてチームの基本コンセプトが変わらない以上、中盤に不要な負荷がかかりすぎてしまう状況に変化はありません。

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ラキティッチも恐らくそれを理解しているからこそ、メディアに対して不満を漏らしたのではないでしょうか。メディアに対して話しすぎるのは褒められたことではありませんが、ピッチ上のパフォーマンス以外の部分で評価されているとラキティッチは考えているのだと思います

もちろん、フレンキ―とアルトゥールを使い、世代交代を進めるというフロントの選択は間違ったものではありません。しかし、ラキティッチからすると今までの貢献度、それから愛するバルサの今のチーム状況を鑑みて、もどかしい気持ちがあっても決してそれを責めることはできないですよね。

 

バルベルデは何を思う?

ラキティッチを起用しないことに関して、一部ではバルベルデを非難する声が見られます。個人的には、ラキティッチの起用に関してはバルベルデの意思がどれくらい入っているのか疑問です。昨シーズン、ラキティッチの序列は明らかにチームの心臓であるブスケツより上でした。

それが今シーズンいきなり序列はMF5番手に下がります。これだけ監督の序列が下がるのは少々不自然です。あのリバプール戦の2ndレグの低パフォーマンスだけでは説明が付きません。例えば第14節のレガネス戦のスターティングメンバ―。

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レガネス戦 先発メンバー

この試合、バルサはアタッカー4枚を使う4-2-3-1を採用。中盤は2枚でブスケツとフレンキ―が起用されます。しかし、このメンバーで挑むのであれば中盤の一角はラキティッチが適任だったのではないかと個人的には考えています。

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昨シーズンであれば真っ先にスタメンシートに名前が書きこまれていたであろうラキティッチがこのアタッカー4枚ファイヤーフォーメージョンでベンチスタートは、ちょっと違和感が拭えませんね。バルベルデがこの起用法を自分の頭で考えて行っているとは僕にはとても思えません。

恐らく「ラキティッチの出場機会を制限しろ」的な指示がフロントから出ているはずです。それに忠実に従っているのがバルベルデということになります。確証はありませんが、一連の報道や状況を見るに、可能性は高いと思います。あくまで憶測なので参考までに。

ただ勘違いしてはいけないのは、決してフロント主導の世代交代は否定されるべきではありません。今の時代、チームの方向性を決めるのはまずフロントであるべきです。何が問題かと言えば、あまりに現場を無視した行き当たりばったりの施策であるという点です。これは次回記事で詳しく触れる予定ですのでそちらを是非。

 

■今冬の放出に現実味が

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そのため、ラキティッチの放出の噂はかなり出てきていますね。特にプレミアやセリエAのクラブからの引きは強いようで、ラキティッチもこの状況が続くのであれば主力で試合に出れるチームに移籍を望むと思います。実際そのようなコメントを出していましたし。

クラブも当然引き留めることはしないでしょうから双方にとって満足のいくオファーが来れば間違いなく退団する運びになるでしょう。ラキティッチが放出されることで中盤に1人空きができるので、アレニャやリキにチャンスが出てくる!という意見もありますが、彼らがタイプ的に生きるかどうかは正直疑問です。

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繰り返しになりますが、世代交代は歓迎すべきです。しかし、無計画な世代交代は時にチームを壊してしまいます。フロントに期待しても仕方のないことかもしれません。しかし、今シーズンのラキティッチの扱いは非常に残念に思います。彼にとってベストな選択ができることを願っています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。