Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【マッチレビュー】19-20 ラ・リーガ第14節 レガネス対バルセロナ

こんにちは。今回は久々のマッチレビューです。なんと6試合ぶり、約40日ぶりにマッチレビューを書きます笑。流石に12月はアトレティコ戦やクラシコ、CLなどビッグマッチが多いので、頑張って復活させます!少し分量が少なくなるかもしれませんが、ご容赦ください。

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↑前回のマッチレビューはこちら!

 

■スタメン

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レガネスはアギーレ新監督の2戦目。アギーレといえば、元日本代表の監督ですので日本人としては親近感が湧きますよね笑。システムは5-4-1。気が付いたらラス・パルマスやセビージャでプレーしていたロケ・メサがレガネスに加入していました。実は彼、一時期、シャビの後継者として名前があがっていたのです。

アウェイのバルサは、最終ラインに怪我人が続出。セメド、ラングレ、アルバが離脱中でセルジ・ロベルトが出場停止。ワゲが今シーズン初出場を果たし、ジュニオルが左サイドバックで出場します。システムは4-2-3-1。アタッカー4枚を前線に並べてきました。

■前半

レガネスの意図

レガネスはそのフォーメーションからわかる通り、ボール非保持時は5-4ブロックを作って引き、1トップのエン・ネシリを前線に残す形。当然、ハイプレスに行く場面はほぼ皆無であり、自陣深くに相手を誘い込み、走力を活かしたロングカウンター!が大まかな狙いだったと思います。後方からボールを繋いでチーム全体で前進するようなアクションはあまり見られず、シンプルなロングボールを使って展開を進める意図が見受けられました。

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レガネスの5-4ブロック

普通ここからカウンターに行くのは難しいのですが、レガネスはかなりトランジションの部分が鍛えられていて、かつバルサの選手たちがいい具合にミスを繰り返してくれていたので、ポゼッション率ほど押し込まれているという印象を中の選手たちは持たなかったのではないでしょうか。よく走っていましたし、走れるチームは本当に手ごわいです。

そんなレガネスの先制点は11分。GKからのパントキックのセカンドボール争いに勝利したルベンペレスがデンベレとメッシの寄せをいなして時間を作ると、センターサークル内のロケ・メサにパス。ジュニオルのチェックを上手く外すと、ジュニオルが空けたスペースにエン・ネシリが走りこみ、そこにスルーパス。エンネシリはドリブルで持ち込むと左足で豪快なミドルシュートテア・シュテーゲンが一歩も動けない一撃が決まり、先制に成功します。

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レガネスのスペースの突き方

このスペースの突き方は巧みでしたね。バルサはアタッカー4枚の4-2-3-1なので、どうしても2の脇が空いてきてしまいます。そのスペースを埋めようとして慌てて飛び出したジュニオルのスぺ―スを上手く突いた格好の崩しですね。どこまで意識したのかわかりませんが、時間を作ったペレス、ジュニオルを置き去りにしたロケ・メサ、しっかりと決め切ったエン・ネシリの一連の連携は非常にスムーズでした。

レガネスは15分にもGKのロングボールから最後はオスカルが際どいシュートを放つなどアグレッシブな姿勢を見せます。監督交代がいいカンフル剤になったのやもしれません。特に右サイドバックのワゲを狙ったロングボールは多かったですね。セメド欠場は当然スカウティング済みでしょうからこれは準備されていましたね。

上手くいかないよバルセロナ

さて、アグレッシブなレガネスにタジタジのバルサはなかなか有効な攻撃を繰り出すことができません。サッカーが面白いのは、決して優秀なアタッカーを前線に並べたからといってそれが=攻撃力アップになるとは限らないということです。

特にモラタやジエゴ・コスタは「密集地帯で息ができる」タイプではありません。フェリックス負傷後は、彼ら二人が前線に蓋をしてしまい、攻撃が詰まってしまうシーンが散見されています。裏に抜けたりサイドに流れたりするアクション自体も少ないので、攻撃大渋滞!みたいな状況はよく起きてしまっていますね。その後ジエゴ・コスタも負傷してしまいましたが。モラタはクロスボールには滅法強いのですが、フィニッシュ以外の貢献度は気になるところです。

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昨日あげたアトレティコの記事の引用ですが、これはバルサにも言えることで、前線に人が張り付いているかつ動きが少ないため、前線が渋滞を起こしているケースが非常に多くなっています。静的な配置が悪いわけではないのですが、これだけぐちゃぐちゃだとほぼ即興でのプレーになってしまうので難しいですよね。

だから僕はこのアタッカー4枚の4-2-3-1はあまり好みではありませんし、機能している試合はあまりお目にかかれません(昨シーズン、後半からやって勝ち切った試合なんかはありましたが)。じゃあ何でやるの?って言ったら多分これ戦術的な理由じゃなくて編成的な理由なんじゃないかと。

中盤は数が多いですが、前線のグリーズマンデンベレは共に獲得に1億€以上費やしている選手なので、どちらかをベンチスタートというのはクラブとしてもあまり好ましくない状況なのでしょう(だったら獲るなという話ですが)。アルトゥールが招集外だった今節は2人を同時起用する絶好の機会だったというわけです。

しかし、先制点の場面が示すように明らかに前線と中盤以下が分断され、あまり流動的な攻撃に繋がりません。相手が引いていてラインも低い状態にも関わらず、縦に速い攻撃を仕掛ける姿はまさに迷走そのもの。最近のバルサはとにかく最初に動いた選手にパスを出す!という習慣がついており、効果的に3人目を使うようなアクションがあまり見られません。

挙句の果てに一番前線にいて欲しいメッシが下がってボールを受けに来るのですから、これでは本末転倒です。4-2-3-1はもうやめましょう。と言いたいところですが、これからも定期的に使われるのではないでしょうか。多分バルベルデは本意ではないと思いますが。

■後半

後半です。両チームとも交代はなし。バルセロナのほうが配置を若干変化させます。それがこちら。

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ジュニオルを内よりに配置

前半の途中からデンベレグリーズマンがサイドを変えており、それに伴ってか、(恐らく)後半からジュニオルの立ち位置が若干内側、デンベレが外になったように見受けられました。これで前半よりは多少配置のバランスが良くなった印象です。

根本的な解決になったわけではありませんが、整理されたことで前半よりもある程度攻められるようになったバルサ。高い位置でボールを受けたワゲが大外からのクロスに終始していたのは気になりましたが、まあ仕方のない部分もあるでしょう。

51分、メッシがライン間のスペースで上手くブスケツからボールを引き出すと、ファウルを受けFK獲得。直接狙うのはやや厳しい距離でメッシはエリア内へのロブパスを選択。これをスアレスが頭で叩き込み、ストライカーの仕事を成し遂げます。バルサがなんとかセットプレーで同点に追い付きます。

ここで勢いづきたいバルサは2枚代え。グリーズマンを下げてビダルブスケツを下げてラキティッチを投入します。この交代に伴ってシステムは変更。

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ビダルラキティッチ投入後

例によってビダルの位置はメッシによって変わります。大体こんな感じのイメージを持っていただければいいのかなと。ラキティッチでバランス調整しつつ、ビダルを入れて前線にパワー注入が狙いですかね。わりと今シーズン定番の交代選手なので、戦略というよりヒエラルキーに則ったものかもしれませんが。

この試合唯一可能性を感じた崩しは62分。デンベレレガネスの中盤の脇のスペースでボールを受けると逆サイドのワゲにサイドチェンジ。ワゲはメッシにパス。この瞬間ジュニオルがいいタイミングで走り込み、メッシの浮き球スルーパスを受けます。ジュニオルのミスタッチでこのチャンスはフイにしてしまいましたが、非常にいい流れでした。

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良い崩し

このように横に揺さぶりをかけて空いたスペースにランニングをかけると非常にチャンスが生まれますよね。メッシはあのパス出させたら文句なしのNO1ですし。まあそのあとこういうシーンはほとんど見られなかったので、このシーンもかなり即興ですよね笑。ジュニオルはいいもの持っていると思うのですがまだ硬いなと思いました。もう少し試合に出て自信がつくといいのですが。

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 勝ち点1では終われないバルベルデは70分、最後の交代枠を切ります。フレンキ―に代えてアンス・ファティ投入。これで再びアタッカー4枚に切り替えます。これはちょっと不可解ですよね。点を取りに行くぞ!というチームへのメッセージなのでしょうが・・。僕ずっと気になってるのは、アンスの起用ってフロントから圧力かかっているんですかね?いや、彼は逸材ですけどここまで起用されるほどかと言われれば。

案の定アンスの持ち味も生かせないバルサですが、79分、またしてもセットプレーからゴールを奪います。決めたビダルは完全にオフサイドポジションにいましたが、コーナーキックを触ったのが相手のルベン・ペレスだったので当然ノーオフサイド。非常にラッキーな形で逆転に成功します。

その後、レガネスは2トップに代え、ゴールを脅かしますが決定機を作るまでには至らず。バルサの方はアディショナルタイムにカウンターからデンベレが決定機を迎えますが、これはクエージャルが攻守を見せます。デンベレアディショナルタイム決めてくれ。追加点、本当に大事。

試合は何とかこのまま終了。2-1でバルサが勝ち点3を手にしました。

 

■雑感

とりあえずこのツイートが全てですかね。あまりにミスが多く相手を楽にしてしまっている印象です、チャレンジのミスは全然かまわないのですが、チャレンジに至る前にロスとしてしまうのでどうにもなりません。最下位相手に流れの中から得点なしは流石に堪えるものがあるでしょう。

戦術どうこうや監督どうこうも言いたいことは山ほどありますが、まずは選手たちが頭の中をクリアにして必死に戦うところからスタートです。引退後のキャリアも大切なので、あまり言いたくはありませんが、チームリーダーの1人がピッチ外の活動で話題になりすぎるのも考え物です。まあ彼はああいうキャラなので別にいいんですが、本業に支障をきたすのでは?と周囲が思ってしまう状況は好ましくありません。

次はミッドウィークにホームでドルトムント、週末はアトレティコとの決戦が待っています。このチーム状況で挑むのは怖さしかありませんが、ビッグマッチです。こちらも気合を入れて応援していきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。