Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【プレビュー】19-20シーズン開幕 バルセロナの見所を語る

こんにちは!皆さん、遂に!待ちに待ったリーガ開幕です!!

ということで今回は明日に迫ったリーガ開幕に先立ち、19-20シーズンのバルセロナについて、その展望を語っていこうと思います。色々見所はありますが、中でもここは!というところを書いていきますので、参考になれば幸いです。それでは記事に入っていきます!

 

1、グリーズマンは3人目の男になれるか?

まずはポイントはこの人がフィットするか否かではないでしょうか。1億2000万€もの大金をかけて獲得したアントワーヌ・グリーズマンです。彼に今シーズン求められるのはメッシ、スアレスに並ぶ3人目のアタッカーになることでしょう。

思い返せば昨シーズン、バルサは左ウイングの人選に苦労させられました。コウチーニョは信じられないレベルのスランプに陥り、随所に輝きを見せたデンベレは故障が多く、肝心な試合に出場できないという体たらく。結局得点の部分はメッシ、スアレスに依存する形となりました。

ということでグリーズマンには巨頭2トップに並ぶ働きが求められますが、これは簡単なことではありません。何度もお伝えしている通り、バルサの左ウイングは非常に複雑なタスクが要求されます。

  • ボール非保持時は左サイドハーフの位置に下がる
  • ボール保持時は内側に絞り、左SBのアルバがオーバーラップするスペースを空ける
  • メッシが自由に動き回る分、狭いスペースでのプレーを要求される

新加入の選手がこれらのタスクをこなすのは容易ではありません。しかし、グリーズマンならこなせてしまうのではないかという期待感はプレシーズンで感じることができました。シンプルにボールを捌き、リズムを作りながら前線に飛び出す動きが随所に見られ、中でもスアレスとの好連携は印象的でした。

アトレティコで実践していた深い位置まで下がっての守備も見られ、個人的にはプレシーズンで不安を感じることはありませんでした。まだメッシとのプレーは未知数ですが、インテリジェンスの高い選手なので簡単に合わせられそうな予感はあります。

問題は彼が勝負所、CLの決勝ラウンドのような重要な試合で重要なゴールを奪えるかどうかです。例えば昨シーズンのリバプール戦のセカンドレグ。コウチーニョが外した決定機をグリーズマンはものにできるのでしょうか。勿論、リーグ戦での継続的なゴールも期待したいところではありますが、個人的には数は少なくてもいいので、チームのタスクを担いつつ、重要なゴールをいくつか決めてくれれば満足です。

彼が間違いなく今シーズンのバルサのカギを握る選手の1人だと思います。期待しましょう。

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2、目指せ右ラテラルのレギュラー定着

昨シーズンのバルサが悩みを抱えたのはこのポジションでした。主に起用されたのはセルジ・ロベルトとネルソン・セメドの2人でしたが、どちらも絶対的な存在になることはかないませんでした。

セルジ・ロベルトはカンテラ出身らしく技術やインテリジェンスに優れますが、フィジカル的強度が低く、空中戦やアタッカーとの1対1に不安を抱えます。一方のセメドは本職のSBとしてスピードやアジリティ、対人守備に絶対の自信を持っている一方、ボール保持時の挙動やポジショニングに問題あり。結局どちらも一長一短といったところで、足して2で割れたらなと何度思ったことか笑。

バルベルデはどちらかといえばセルジ・ロベルトを優先して起用してきました。その理由は絶対的エースであるメッシのサポート役としての能力が高いからです。ご存じの通り、メッシのファーストポジションは右ウイングですが、彼は試合の流れに応じて自由自在にピッチ上を動き回るので、その後方の右サイドバックには柔軟なプレーが求められます。

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ということでセルジ・ロベルトが使われてきましたが、彼が守備面で穴となってしまっていたのもまた事実です。そこでバルベルデは今シーズン、セルジ・ロベルトを本職の中盤に戻すことを決断。Bからワゲを昇格させ、新シーズンにはセメドとワゲの2枚体制で臨むことが濃厚になっています。

印象的だったのは日本でのプレシーズンツアー。初戦の埼玉でのチェルシー戦でバルベルデの選んだメンバーは以下の11人でした。

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注目すべきは右ラテラルの人選。本来中盤が本職のBのオリオル・ブスケツ が起用されました。このバルベルデの采配にはTwitter上で大きな異論の声が上がりました。「セルジ・ロベルトとオリオル逆じゃない?」そうなんです、ここがこの采配の大きなポイントで、昨シーズンバリバリで右ラテラルの一番手だったセルジ・ロベルトがスタメンに名を連ねていたにも関わらず、おおよそサイドバック適性がなさそうなオリオルを配置したのです。

シンプルにオリオルが可哀そうと結論付けることもできますが、個人的にはこの采配はセメドへの強烈なメッセージだったのではないかと考えています。「セルジ・ロベルトは中盤で起用する。今シーズンのレギュラーはお前だ」と言わんばかりに。続く神戸戦でもセルジ・ロベルトはインテリオールで起用されました。あくまで僕の推測に過ぎませんが、今シーズンセメドを一本立ちさせたいという想いは伝わってきます。

セメドが右ラテラルのレギュラーとして定着し、万能のセルジ・ロベルトがベンチに控えるという状況はバルサにとって好ましいものではないでしょうか。個人的にはセルジがレギュラーでなくなるのは寂しさを感じますが…。いずれにしても序盤戦、セメドのプレーには注目ですね。

 

3、戦力過多の中盤の最適解は?

フレンキー・デ・ヨングの獲得により、バルサの中盤はかつてないほど選手層が厚くなっています。コウチーニョラフィーニャをウイング扱いだとすると、実に7名の選手が中盤の3枠を争う構図になっています。ラキティッチビダルの去就が不透明なので数が減る可能性はありますが。

レギュラー起用が確定的なのがアンカーのブスケツでしょう。随所に衰えが見え始め、限界説が囁かれ始めてはいるものの今シーズンもアンカーのファーストチョイスに選ばれるのではないでしょうか。もちろん、シーズン中にサブ降格の可能性も否定はできませんが、特に若い選手にとって学ぶべきことの多い選手に変わりはありません。

となると、残るインテリオール2枠を6人で争うことになりますね笑。1番レギュラーに近いのは新加入のフレンキーでしょうか。プレシーズンでは評判に違わぬプレーを見せつけてくれました。パスの質も素晴らしいですが、個人的に目を引いたのはドリブルでプレスを剥がす技術。単独でプレスをいなせる選手は現代サッカーにおいて非常に重要な役割を担います。

アヤックスではダブルボランチの1角を占めていたので、バルサの左インテリオールのタスクも難なくこなしてくれそうです(※バルサの左インテリオールはボール非保持時アンカーの真横に落ちるタスクを担う。下の画像参照)。

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左インテリオールにはアルトゥールもいますが、コパ・アメリカの疲れもあると思うので少なくともシーズンの序盤はフレンキーの主戦場となるのではないでしょうか。 アルトゥールのコンディションが戻ってきた時、どちらが優先的に起用されるのか、はたまた同時起用されるのか楽しみなところではあります。

https://www.footballhikota.com/entry/2019/08/15/【考察】カンテラの至宝_リキ・プッチがトップに

難しいのが右インテリオールの人選です。バルベルデのファーストチョイスは安定感のあるラキティッチですが、依然として去就は不透明なままです。ラキティッチがチームを去ればビダルが重用されそうですが、彼もまた去就は未確定。

彼らがもしチームを離れることになればセルジ・ロベルトが右インテリオールのファーストチョイスになる可能性は大いにあります。先程、セルジを中盤に回してセメドを独り立ちさせたいバルベルデの意図について書きましたが、それと同時にセルジにラキティッチのタスクをやらせたい意図もあるのではないかと僕は考えています。

正直彼にラキティッチの代役が務まるのかどうか大いに疑問ですが、右インテリオールの守備負担が高いうちはこのポジションにアルトゥールやアレニャのような選手を積極的に配置するようなことはしないのではないでしょうか。まあさすがにラキティッチビダル同時放出は考えにくいですが…。

引き続きアレニャは得点が欲しい時のカードとしてサブからスタートですかね。個人的には2年目ものすごく期待している選手の1人です。

https://www.footballhikota.com/entry/2019/04/27/004808

みなさんの希望はどのメンバーですか?

 

4、バルサは悲願のCL制覇を達成できるか?

言うまでもなく、新シーズンのバルサの大きな目標はチャンピオンズリーグの制覇です。バルベルデ体制になってから2シーズン連続でショッキングな大逆転負けを喫しているだけにその想いはクラブ内外で高まっていることと思います。正直リーグ3連覇を達成したとしても、このタイトルがなければ評価は厳しいものになると思います。

思い返してみれば、昨シーズンはCL優勝に向けて絶好のチャンスでした。リバプールに勝っていれば、決勝で当たったのはトットナム。決して過小評価するわけではありませんが、グループステージで快勝してたこともあり、勝てる見込みはあったと思います。

しかし、現実的にはリバプールに負けてしまいました。3-0をひっくり返されてしまいました。あの敗戦の原因は色々あると思いますが、大きく分けて2つに絞られると僕は考えています。

  • セカンドレグの前半の決定機を逃してしまったこと
  • バルベルデ采配

あのセカンドレグでバルサは0-4で大敗を喫しましたが、実は前半はかなりチャンスがありました。バルベルデとチームは前シーズンの教訓を活かし、3点差を忘れ果敢にゴールに襲いかかりました。得点差を広げるためにコウチーニョも起用しました。たらればは禁物ですが、もしアリソンとの1対1をコウチーニョが制していれば、バルサが決勝に進み、バルベルデは名将として崇められていたかもしれません。

しかし、采配への評価は結果が全て。バルベルデは結果として賭けに敗れました。得点を奪うことができず、後半のリバプールの猛攻に対して的確な処方箋をチームに与えることができませんでした。バルベルデの擁護派の僕ですが、この試合のバルベルデは批判されて然るべきだと思います。

3回同じ失敗を繰り返すことは許されません。今シーズンのバルベルデにはより柔軟な采配が期待されます。グリーズマンの加入により、確実にチームにバリエーションは生まれるでしょう。例えば、勝負所ではスアレスを温存し、メッシデンベレグリーズマンのトリデンテで挑んだり、3バックを採用するなど工夫が必要になってくるのではないでしょうか。

https://www.footballhikota.com/entry/2019/06/17/【考察】バルベルデ体制3年目濃厚_3バックシステム

CLは一発勝負なので、運によって結果が左右される要素は多分に含んでいますがその運を引き寄せるだけの準備をバルベルデとチームにはして欲しいと思います。

 

5、メッシの起用法は?

いや、これはもう新シーズンのテーマというよりはこの先数年に渡ってバルサが抱える悩みになりそうですが笑。再三このブログではお伝えしていますが、メッシの存在はバルサにとって最大の武器でもあり、最大の弱点でもあります。

この先メッシは年齢的にどんどん無理がきかなくなってきます。すでに昨シーズンから行われていますが、あまり重要ではない試合には彼を起用しないというのは大事な戦略の1つになるのではないでしょうか。

出場機会を限定するとともに、メッシを3トップの中央に配置する試合もこの先出てくるのではないでしょうか。右ウイングに比べて3トップの中央は守備の穴になりにくいため、尚更検討すべきですね。

バルサは今後来るであろうメッシの引退に備えて少しずつ準備を進めていく必要があります。もちろん、すぐにメッシを外すということではなく、メッシがいなくなっても機能するチーム作りを緩やかに進めて欲しいと考えています。今シーズンはその布石にして欲しいところです。

 

まだまだ色々ありますが、長くなってしまいそうなのでとりあえずこの5つのポイントを上げておきます。昨シーズンは苦い思い出になってしまいましたが、やはり新シーズンの始まりはワクワクしますよね。

開幕戦の相手はサン・マメスでアスレティック・ビルバオ。厄介なスタジアムで厄介な相手と戦います。しかもいきなりメッシ抜きとチーム力が試されそうな試合になりそうです。

新シーズンも考察記事、マッチレビューバンバン出していきますので皆様、今シーズンもどうぞよろしくお願い致します。また、何かリクエストなどあれば是非お申し付けください。書けるテーマであれば書きますので笑

それでは新シーズンのバルサの成功を祈ってこの辺で失礼します。まずは開幕戦必勝ですね!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。