Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【考察】クーマンがメッシのCFをやめた理由を考えてみる

こんにちは。今回も考察記事。前回に引き続き、スマホで書いてます!

前回電車移動中にスマホで書いてみて、意外と書けるじゃん!ってなったので、考察記事は隙間時間に書くことにしました。なので考察のほうは本当にまちまちの更新にはなると思います。書きたいことがあったら書く。くらいの感じで行きます。

前回はクーマンバルサのプレッシングについて書きましたが、今回はメッシの起用法について。まだシーズン10試合を消化した段階ですが、既に10試合の中で変化が見られています。そこについて、書いていきたいと思います。

では。

 

メッシのポジションの変遷

クーマンは就任して以来、公式戦10試合+プレシーズン3試合の計13試合をバルサの監督として戦ってきました。そのうち、メッシのスタートポジションは、

CF…6試合

トップ下…3試合 

右SH…3試合

ベンチ…1試合

になっています。あ、ここでのポジションは僕と独断の偏見によるものですので、悪しからず。例えば、クラシコはアンスとメッシの2トップじゃね?的なツッコミは無しでお願いします笑。ちなみに、クラシコのはトップ下で勘定してます。

ルイス・エンリケ就任から昨季まで、メッシの定位置は基本的に右サイド。それがクーマンが就任してから、CFやトップ下といった真ん中の位置で使われることが多くなったのが1つの特徴となっています。特にCF起用となれば、まさにグアルディオラ時代のファルソ・ヌエベを想起させるものですね。

僕自身、メッシを真ん中で起用することを強く望んでいました。メッシを右サイドで使う際に生じる歪みにチームは耐えられなくなっていましたので、メッシのCF起用は大いに歓迎すべき変化でした。ルイス・スアレスの退団もあってチームには純粋なストライカーがいませんし。

しかし、今のところ綺麗にCF起用と2列目(トップ下及び右サイドハーフ)起用が半々なんですよね。

CFとして起用された試合は、PSM2戦目、3戦目、リーガ第3〜5節、CL第1節と序盤の序盤の方。つまり、最近の試合ではメッシはCFではなく、トップ下や右サイドで起用されることが多くなっているわけです。

ということで、あれ、最近クーマンメッシCFで使ってなくない?どうしたん話聞こうか?というのが本記事のテーマになります。

 

メッシをCFで使わなくなった理由は?

先に結論を言っちゃうと、多分クーマンはメッシのCFをそこまで好んでないのだと思います。執拗にメンフィス・デパイ獲得の噂が出回るのはその裏付けかな、と。なぜ好まないのかは一旦置いといて、じゃあ何で序盤はメッシをCFで使ってたの?という疑問は当然出てきますよね。

PSM初戦のヒムナスティック戦でクーマンはメッシを右サイドで起用しました。が、当然メッシは対面のSBを追いかけて下がるようなことは基本しないので、そこは明確な穴となります。結果その穴を17歳のトップ下ペドリが埋める羽目に。今思い返すと、ペドリはこの時から類稀なる非保持時のバランス感覚を示していたわけです。スーパーですね。

まあそんなこんなでメッシが右だとやっぱり守備が危ういってなったのが、理由の1つ。そしてもう1つは今のバルサには2列目で使いたい選手が多いという点。特にアントワーヌ・グリーズマンフィリペ・コウチーニョ、ウスマン・デンベレの100億トリオは全員2列目の選手ですから(編成が極めてアホなのは言わない約束です)。

ってことでPSM2戦目はメッシCF、グリーズマントップ下。3戦目はメッシCF、コウチーニョトップ下、とメッシCF起用が軸となりました。メッシをCFで使っておけば2列目にアンスも含めて3人起用できますよね。つまりメッシのCF起用は大人の事情的な側面もあるというわけです。

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PSMでの実験を経て、完成したのが上図の形。メッシの下にグリーズマンコウチーニョ、アンスを並べる布陣でビジャレアルとの開幕戦に挑みます。

www.footballhikota.com

結果、4-0の大勝。不安視されていたクーマンバルサでしたが、この勝利であれ?行けるんじゃね?みたいな雰囲気が出てきます。続くセルタ戦でも退場者を出しながら3-0の勝利。この勢いでEL王者も倒そうぜ!ということで序盤戦最初の山場、セビージャ戦に臨んだわけです。

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結果は1-1。結果としては左程悪くはなかったのですが、内容はかなりセビージャに押されたものでした。で、この後のヘタフェ戦からリーガではメッシはCFとして先発で使われていないので、このセビージャ戦での苦戦が1つの原因なのかなと推察することはできます。

ビジャレアル、セルタと比べるとセビージャはプレスのかけ方や守備ブロックの作り方がしっかりしているチームです。そういうチームと対戦する時、メッシはボールを求めていつも以上に下がってしまう傾向があります。セビージャ戦のヒートマップを確認するとかなり後方に散らばっています。

https://www.sofascore.com/sevilla-barcelona/rgbsIgb

で、メッシが下がる分にはそこまで問題ではないのですが、下がり過ぎると流石に困る。メッシが下がって、グリーズマンがCFの位置に入る、が基本の可変4-2-3-1なのですが、その時間が長過ぎると人がいなくなって右サイドの攻撃が死んでしまうという現象が起こります。

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守備が緩いチームならまあそれでも何とかなりますが、堅いチーム相手に攻め筋が真ん中・左のみのアプローチはちょっと難しいですよね。そして、得点を奪うべきグリーズマンが中々決定機をモノにできないという現実もありました。

ということで代表ウィークを挟んでのヘタフェ戦はグリーズマンをCF、メッシを右サイドに置く形でゲームに入りました。グリーズマンをよりゴールに近い位置に配置することでタスクを削ぎ落とし、フィニッシュの局面に注力させる狙いでしょうか。以降、グリーズマン(またはアンス)がCF、メッシは2列目バルサのスタンダードになっていきました。

グリーズマンをストライカーの位置にとりあえず置いておけば、メッシがフリーマンとして動き回っても最前線に人がいないという状況は回避できます。かといってグリーズマンはストライカーの選手じゃありません。ということでクーマンはデパイにご執心なのでしょう。

右サイドで言うと、デンベレが調子を上げてきました。依然として守備には問題がありますが笑。ただ、サイドのレーンで突破力を発揮するからの存在があれば、右サイドの破壊力も増します。そういう事情もあってグリーズマンは右サイドで使われなくなったというわけですね。

そう考えていくと、メッシのCFが嫌!というよりもグリーズマンの右サイド起用に限界を感じたという説もまあなくはないのかなと。もしくはグリーズマン本人が物凄くサイドの起用を嫌がったとか。個人的にはCFよりも右SHのほうがマシなような気はしてるんですけどね。

ここまでをまとめると、クーマンは多分CF1人+メッシの形を好んでいる。でも編成的な理由から序盤はメッシCFで使わざるを得なかった。しかし、セビージャ戦上手くいかなかったことでやっぱりストライカーが必要!という風になった。というのが仮説の1つです。

 

コウチーニョとセット?

もう1つ実は仮説がありまして。それはメッシのCFはコウチーニョのトップ下とセットなんじゃない?というもの。

メッシがCF起用された6試合の全てでコウチーニョは先発で起用されています(トップ下で5試合、左SHで1試合)。先述した通り、メッシが2列目で使われ始めたのはヘタフェ戦ですが、その試合でコウチーニョはベンチスタート。その次のCLフェレンツヴァーロシュ戦では再びメッシCF、コウチーニョトップ下で挑んでいることから、この可能性は大いにありそうです。

コウチーニョはその次のクラシコで負傷してそれ以降離脱しており、それ以降メッシがCFで先発した試合は1度もありません。これも中々に有力な説ではないでしょうか。

なぜコウチーニョが鍵になるのかと言えば、彼がボールを運べる選手であるということ。特に本来のトップ下で起用される今季はプレーに輝きが出ており、ハーフスペースでボールを受け、適切なタイミングで捌く無駄の少ないプレーヤーに変貌しています。ドン底だった18-19とは別人のようです。

また今季のドリブル成功率が80%を超えているなど、ドリブルで前進できるのも大きな魅力。同じく単騎で運べるフレンキーと共に、ビルドアップに多大な貢献をもたらします。コウチーニョがいると、メッシは必要以上に下がる必要がなくなるというのはクーマンの考えとしてあるのかなと思います。

この仮説の検証ができそうなのが次節のアトレティコ戦。残念ながらアンスが手術で長期離脱となり、ペドリも負傷との報道が出ています。となると、序列通りに考えるとアトレティコ戦のアタッカー4人はメッシ、コウチーニョグリーズマンデンベレが起用されるはずです。

もしコウチーニョの起用がメッシCFの条件であるなら、並びはCFメッシ、右グリーズマン、トップ下コウチーニョ、左デンベレになるはずアトレティコは今季リーガで1、2を争う得点力を誇っていますし、メッシをCFに置いておくのは守備面の観点からすると合理的だと思います。

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ただ、直近の試合を考えると、グリーズマンはトップ下、デンベレは右サイドがベストでしょうからコウチーニョを左にスライドさせるかもしれませんし、やはりストライカー役が必要ってことでグリーズマンを普通にトップに置いてくるかもしれません。

まあ、アトレティコ戦だけで全てが分かるわけでは勿論ないのですが、ここの選手起用でクーマンの考えがちょっと透けて見えそうなので注目したいですねって最後はプレビューっぽくなっちゃいました笑

 

まとめ

色々書いてきましたが、まあぶっちゃけ本当のところはわかりません!今回は「クーマンがメッシのCFをやめた理由を考えてみる」というタイトルで書きましたが、次節からはまた継続的にCF起用始めるかもしれませんので、その時はやめてないじゃんって突っ込んでください笑。ベティス戦の後半はCFだったと思うので、その可能性も大いにあるのでしょう。

僕個人の希望を言うなら、メッシはCFで固定しておいてほしい。そして、クーマンにはきちんとメッシと対話をしてビルドアップの局面に関わりすぎないことを要求してほしいなと思います。

特にリーガのチームはどこもバルサ相手に後方で堅いブロックを敷くことに慣れ切っています。メッシが下がってボールを受けても、アルバさえケアしておけばそれほど怖くはありません。むしろメッシがライン間でフラフラして、突然自分たちの懐にメッシとボールが入ってくる方がよっぽど怖いと思います。

それを実現するためには先述したようにボールをそこまで運べるコウチーニョとフレンキーにかかる期待は大きいですし、アンスがいない分、セカンドストライカーとしてグリーズマンに点を取って貰わねば立ち行きません。

メッシの意思が変わらないのであれば、来季メッシはチームにいません。勿論、僕の気持ちはメッシ残留希望一択ですが、決めるのはメッシ自身です。メッシがいついなくなってもいいように、今のメッシが何でもかんでも引き受ける状況は改善されなければなりません。

その一手がメッシのCF起用だと僕は思っていますし、メッシのタスクを削ぎ落とす勇気をクーマンは持たなければならないなと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。