Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【マッチレビュー】19-20 ラ・リーガ第25節 バルセロナ対エイバル

はいこんにちは。エイバル戦レビューです。今回もワンポイントレビューとさせていただきます。

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↑前回記事はこちらから!

 

 

■スタメン

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スタメンです。バルサはセルジ・ロベルト、フレンキ―、アンスがベンチスタート。ビダルが中盤ではなく、左ウイングに入る4-3-3で試合に臨みます。注目はこちらも新加入のブライスワイト。1800万€で緊急加入した彼に果たして出番はあるのでしょうか。

アウェイのエイバルは4-2-3-1。キケ・ガルシアが離脱中で、シャルレスが出場停止で、セルジ・エンリクが1トップを務めます。日本の乾はこの試合も左サイドハーフで先発。またしてもカンプ・ノウでゴールを決めることはできるでしょうか。

 

ビダル左ウイングの意図は?

さて、この試合のトピックとなるのがビダルのポジションでしょう。スタメン発表の段階では、僕も含めて多くの人が4-3-1-2のトップ下を予想していましたね。ちょうど23節のベティス戦でも4-3-1-2は採用されましたし。

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参考 第23節ベティス戦スタメン

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しかし、蓋を開けてみると、ビダルはほとんどの時間を左サイドでプレーするなどトップ下とは程遠い位置取りをしていました。まずはここの意図を考えてみましょうか。

前回のサッカーの見方記事にも書きましたが、僕はバルサの試合を観戦する上で、「相手を見る」ことを重視しています。丁度その記事でもエイバルに触れたので分かりやすいかと思いますが、エイバルの大きな特徴としてボール非保持時のDFラインの高さがあります。

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エイバルはDFラインを高い位置に押し上げることで、中盤を圧縮。裏に広大なスペースができるものの、相手の中盤の選手たちから時間とスペースを奪うのがエイバル流。弱点は明確なものの、後方からショートパスを繋いでビルドアップを試みるセティエンバルサからすると、このやり方は無視できるものではありません。

そのエイバル対策としてセティエンが採った采配がビダル左ウイングだったと僕は考えています。

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ビダルでDFラインをピン留め

何度かこのブログでも言及していますが、メッシやグリーズマンは相手のDFラインと駆け引きするタイプではありません。むしろ頻繁にDFラインから離れて自由にボールを引き出しながらプレーしたい選手たち。ただ、これだと相手のDFラインにプレッシャーがかからない(あまりオフサイドラインを気にせずともよい)ので、積極的にCBやSBが前に出てきて潰されてしまうのがセティエンバルサの1つの課題でした。

そこでセティエンはこの試合ほとんどビダルを左サイドに張り付かせました。このポジショニングにより、エイバルの右サイドバックのテヘーロは積極的に前に出づらくなります。右SBが前に出れない状況で、CBが迂闊にメッシやグリーズマンを掴まえにいくとギャップが生まれ、そこを突かれる大きな危険性が生じます。

そのため、どういう現象が起きたかと言うと、

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中盤化するメッシ

中盤で頻繁に4対3の状況ができていました。エイバルは基本的にトップ下のエスカランテがブスケツに張り付き、ボランチの2枚がバルサのインテリオール2人を監視する形。これで中盤はマンツーマンで同数です。しかし、そこで問題を引き起こすのが中盤に降りてくるメッシ。

最早、右ウイングと表現するにはあまりに右サイドいない彼は頻繁に中盤中央に降りて、チームのビルドアップを助ける働きをしています。特に中盤のマークが厳しいときには、頻繁に近づくことでマーカーの目線を自分に向けさせる重要な役割も担っています。もちろん、ゴールから離れてしまうので、このタスクが問題になってくる可能性もありますが。

このメッシの動きに対してDFラインの反応は前述のビダルピン留めにより、非常に鈍かったので、バルサはこの試合そこまでボールを前進させるのに苦労しなかった印象です。エイバルのサイドハーフは、CBにつくのかSBなのか、それとも中央に絞って中盤のヘルプに入るのかちょっと立ち位置に迷っていた感はありました。

左の乾はともかく、右のオレジャナは内側に「絞る」意識と、後方に「戻る」スピードに欠け、度々右サイドの守りに問題を引き起こしていました。カウンターのことを考えて前残りしていたのかもしれませんが、ここは明らかな穴でした。この試合はアルトゥールが大いに輝きましたが、このオレジャナのプレーとビダルのポジションが関係していると僕はみています。

まあそんなわけでビダル左サイド起用は一定の効果はあったとみていいでしょうか。まあ本来であれば、ここのポジションはアンスが務めるわけですが、まあナポリ戦、クラシコとビッグマッチが続くので、休ませたかったのが本音でしょう。これは賢明な判断です。まだ17歳のアンスにフル稼働は求められません。

左に張り付かせることでビダルの良さはある程度は消えてしまいますが、まあタスクとして相手のDFラインを引き付ける役割は誰かがやらねばなりません。それこそブライスワイトがリーガの試合ではこれからそういう役回りになるのかもしれませんが。

 

■試合展開&ブライスワイトのデビュー

さて、あとは試合展開をさらいますか。試合序盤からプレスをかけるエイバル。前述した通り、ブスケツとインテリオールには特に中盤の選手が厳しくプレッシャーをかける一方、DFラインの選手とテア・シュテーゲンには比較的自由が与えられます。徐々に前進するバルサは、メッシが大爆発。前半だけでハットトリックを達成します。ただの神ですね。

後半はペースを落としたバルサ。3点のビハインドを背負ったエイバルの猛攻を受けます。しかし、テアシュテーゲンの好守もあり、無失点に抑えると、72分にグリーズマンに代えてブライスワイトをデビューさせます。ブライスワイトは87分のメッシのゴールを左サイドからのクロスでお膳立てすると、89分にはアルトゥールからスルーパスを引き出してシュート。これはGKに阻まれたものの、アルトゥールがこぼれ球を押し込みダメ押しの5点目。バルサカンプノウで大勝をおさめます。

ブライスワイトはいい出だしで良かったですね。あまり緊張した様子もなく、ボールを引き出そうとする姿には好感が持てました。卓越したスピードを持ち、相手のDFラインの背後を何度も突こうとしていました。得点が欲しかった!という顔をしていましたが、デビュー戦の印象としてはベターな方ではないでしょうか。

今後どのように起用されるのかは注目していきたいところです。リーガでしか出場できないので、リーガはブライスワイト、CLはアンスくらい使い分けられるといいなあと思います。何度も言いますが、本当にアンスに無理はさせたくないですね。

さて、次はナポリ戦。アウェイですが、ここは先勝したいところ。ナポリは相性的には悪くありませんが、今季リバプールユベントスを食っているだけに決して油断はできない相手です。ナポリについてはこちらの記事を是非。

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また、雑なレビューで申し訳ないです。。しばらくはこの形でやらせていただきます。ご了承ください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。