こんにちは。今回はドキュメンタリー「Match Day」の感想をつらつらと書いていきたいと思います。「Match Day」とは、楽天TVが現在無料で流しているFCバルセロナの18-19シーズンを描いたドキュメンタリー番組です。楽天IDを持っていれば誰でも見れますので、気になる方は是非。
いつまで配信するのかはよく分からないので、見たい方はお早めに!それでは、感想を書いていきたいと思います。本当はnoteのほうであげようかなとも思ったのですが、ガッツリバルサのことしか書かないので、こちらにしました。
本題に入る前に。大々的に報道されましたが、とりあえず今冬のシャビ就任はなくなったようですね。シャビは本当に賢明な判断をしたと思います。が、バルサの監督はどうなるんでしようか。これだけ大々的に動いておいてバルベルデ続投ってちょっと無理がありますよね。
まあこうなってしまった以上、シャビが来なくてもバルベルデの退任はもう避けられない気がする。ここまで大々的に自分の後任候補と交渉されたらもうモチベーションないでしょ。このやり方は本当にまずい。いくらなんでも限度があるでしょ…。
— Hikota (@BarcaHikota) 2020年1月12日
では、感想書いていきたいと思います。
■意外と見どころが多い
正直、僕はドキュメンタリー番組の類はあまり好きではありません。脚色が入り、大抵良いことしか描かれないことが多いからです。そのため、このドキュメンタリーもTwitterでフォロワーの方に勧められ、半信半疑のまま見始めました。
結論から言うと、このドキュメンタリー、結構面白かったです。各話40分前後の8話構成になっており、ボリュームも十分。ロッカールームや選手の車の中にもカメラが入り、僕達ファンが普段見ることのできない空間を垣間見ることができました。特に僕が驚いたのは、エピソード7。45分間丸々使って昨シーズンのリバプール戦CL2ndレグとコパ・デル・レイ決勝のバレンシア戦を扱っていました。
ようやく楽天TVのマッチデイ見始めた。バイアスがかかってることには注意しなきゃだけど、わりと面白い。
— Hikota (@BarcaHikota) 2019年12月28日
いろんな意見がありそうだけど、あの無残なリバプール戦とバレンシア戦で45分使うのは個人的には好感度高い。
アルバか誰かも言ってたけど、敗戦から学べることは多いよね。
昨シーズンの「汚点」とも言えるこの2試合をサラっと振り返ることもできたはず。そこから逃げなかったのは番組として評価に値すると個人的には思います。リバプール戦2ndレグのハーフタイムの映像はちょっと衝撃的で、前半7分に決定的なミスを犯したアルバが打ちひしがれている様子が普通に撮られていました笑。
ロッカールームでのバルベルデの指示や、リハビリ中のラフィーニャの様子(これはグッときましたね)、コウチーニョの苦悩する姿など貴重な映像も見ることができて、無料で見れるものとしては非常に質が高かったです。なんか宣伝みたいになってしまいましたが、楽天から僕への収入は一切ありません笑。
■選手にとっての最優先事項は?
このドキュメンタリーを通じて僕が最も感じたのは選手の勝利に対する気持ちの強さです。選手にとって、自らの価値を高めてくれるものはなんでしょう?言うまでもなく、「結果」であり、「タイトル」ですよね。どんなに優れたプレーを見せても、どんなに綺麗なサッカーをしていても後世に名を残すのは結果であることが多いですよね。残念ながら。
サッカー選手の寿命は長くても20年弱。この短い年月の間に選手たちはほぼ一生分のお金を稼がなければならないわけです。近年は引退後のキャリアや副業などちゃんと考えている選手も多くなってきたので一概には言えませんが。で、悲しいかな「お金」や「名声」を生み出すのは中身や過程ではなく、結果であることがやはり多いんですよね。
それは世界トップレベルのバルサの選手たちでも同じことです。彼らにとっては「どうプレーするか」より「どう勝つか」が優先事項に来るのは何もおかしいことではありません。でも、これってわりと見逃されがちなことだと思いませんか?バルサだから綺麗なプレーをすべき。みたいなことを選手たちは、僕たちファンほど強い願望として持っていないのかもしれません。
作品内で象徴的なエピソードを1つ紹介します。昨シーズンのコパ・デル・レイ準決勝2ndレグのレアル・マドリー戦。カンプ・ノウでの1stレグの結果は1対1のドロー。得点が必要なバルサですが、前半はホームのマドリーの勢いに押され、圧倒されてしまいます。シュート数はなんと0でした。
しかし後半、突如スアレスが覚醒します。素晴らしい先制点をあげると、その後はヴァランのオウンゴールを誘発。最後にはPKまで決め、ほぼハットトリック。個の力でマドリーをねじ伏せて決勝へ駒を進めました。
この結果に当然選手たちは大盛り上がり。ベルナベウで逆転勝利を収めたわけですから無理もありませんね。ただ、一応3-0というスコアは付いたものの最終的なシュート数はわずか4本であり、内容としてはほぼ負けていました。僕らファンからするとあの内容でバルサの選手たちが「完勝だ!」と喜ぶ姿はやっぱり違和感はありますよね。
もしクライフが監督であれば、シャビがピッチに立っていればこの試合についてどういう反応を見せたでしょうか。「お前ら酷いプレーして喜んでんじゃねえよ!」ということが言いたいわけではなく、単純にバルサの選手たちに持って欲しい気概のようなものが薄れてしまっているような。そんなところが垣間見れて少し寂しさを覚えました。
選手たちが悪いんじゃないんです。メッシやピケも述べていましたが、ずっと同じスタイルで勝つのは難しいので。選手たちがそういうマインドになってしまうのもある程度仕方のないことだと思います。でも、ファンとしては寂しさを感じてしまいますね。バルベルデの次の監督は、本当に重要になりそうです。
■おわりに
本当はもうちょい書こうと思っていたのですが、まああとは皆様が実際にご覧になって色々感じていただければと思うのでこのへんにしておきます。あんまり書くとネタバレになってしまいますからね笑
サッカーは日々進化しています。そのため、チームも変化する必要があります。あのグアルディオラのチームでさえ、2020年の今、当時と同じような成果を収められるのか?と問われれば難しいのかもしれませんね。難しいところです。
皆さんも是非、「Match Day」を見てみてください。そして是非リプやコメントで感想よろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございます。