Hikotaのバルサ考察ブログ

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【日本代表】W杯2次予選 対ミャンマー2-0

はい、こんにちは。今回は日本代表について書いていきたいと思います。6月のコパ・アメリカ以来の日本代表戦です。そして遂に2022年のカタールワールドカップに向けた予選が始まりました。いよいよ気の抜けない戦いが幕を開けそうですね。期待しましょう。

9月5日に日本で行われたパラグアイ戦は2-0で勝利を収めましたが、今回のミャンマー戦でもその勢いで勝ち点3を奪うことは果たしてできるのでしょうか。

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■スタメン

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ホームのミャンマーの選手は割愛します。基本的なフォーメーションは4-1-4-1、もしくは4-4-1-1のような形でしょうか。初戦のモンゴル戦で勝ち点を奪えなかったミャンマーとしては格上相手でもなんとか勝ち点1が欲しいところです。

一方の日本はパラグアイ戦と同じ11人。というか柴崎の相方のボランチ以外は森保監督の中でほぼほぼ固まったメンバーなのでしょう。ネットで話題になっていたのはこのスタメンのフィールドプレーヤーは全員違う国でプレーしているそうです。僕が日本代表を見始めた頃に比べると格段に海外組が増えましたよね。それだけ選手個人個人が欧州で評価されているということでしょう。

 

■前半

欠かせない大迫勇也

激しい雨に晒されてピッチコンディションはあまり良くない状況でした。あまりボールが撥ねない状況で日本は後ろからボールを繋ぐことに固執せず、早めに前線にボールを送ることを意識していたように思われます。この試合に限らずですが、今の日本の強みは2列目3人の個人技と即興力です。彼等を如何に活かすかがこのチームの大きなテーマになっています。

そのために欠かせないのがセンターフォワードの大迫のプレーです。相手を背負っても苦なくプレーできる彼の存在で2列目の3人は前向きにボールを受けることが可能になります。このチームで最も欠かせない選手であることは間違いありません。

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大迫のポストプレー①南野のラインブレイクを活かす

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大迫のポストプレー②動き出しでスペースを創出

日本の2列目の選手は非常にタレント豊富です。ベテランの香川や乾を始め、原口、伊東、久保建英、安部、三好など名選手がズラリ。中島・堂安・南野のレギュラー組にもしアクシデントがあっても代わりになってくれそうな選手はたくさんいます。しかし大迫の代わりとなると、現状彼のタスクを同等のクオリティでこなせる選手は存在しません。

ミャンマーは当然格下ではありますが、彼ら相手でも大迫の価値は浮き彫りになるばかり。日本の2列目がある程度自由かつ即興的に振舞えるのも大迫の存在があってこそです。彼がケガをしないことを祈るばかりですが、2次予選の内に彼抜きのオプションを試して欲しいと思うばかりです。

ミャンマーの6バック、意図はどこに?

さて、当然のように日本にボールを持たせ、守備に回ったミャンマー。彼らのフォーメーションは4-1-4-1が基本ですが、ボール非保持時は両サイドハーフがDFラインまで下がる6-3-1のような配置になっていました。

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イメージとしてはこのような陣形でしょうか。ミャンマーとしてはしっかり構えてというのが意図だったかと思います。しかし、この陣形が日本に対して有効だったかと言われるとそうではなかったのではないでしょうか。図を見れば一目瞭然ですが、中盤の両脇のスペースが空いてしまっています。

ここのスペースは堂安と中島にとって大好物。特にドリブル大好き中島にとってはここのスペースはまさにオアシス。当然そこはミャンマーとしても抑えたいポイントなので、サイドバックセンターバックが積極的に飛び出してケアはしていました。しかし、DFラインから飛び出していくため、結局後手に回ってしまいます。

後手に回ると言うのはすなわち、ギャップができるということ。結果的にミャンマーのブロックは実際ほど人がいるように見えませんでした。正直日本相手であれば外をある程度捨てて、内側を締めたほうがこちらとしては嫌だったかなと思います。日本はサイドからのハイクロスに強いタイプのチームではありませんし。

結局「人」を重視したいのか「スペース」を重視したいのかよく分からないまま、試合は進んでしまいます。監督が戦術を落とし込み切れなかったのか、それとも選手が理解していなかったのか原因は定かではありませんが、非常にチグハグな印象を受けました。

そういう意味ではミャンマーは日本にとって与しやすい相手であったことは認識しておくべきですね。というわけで前半に中島と南野がゴールを奪い、日本が2-0でリードを奪います。

■後半

オプションが欲しい日本

後半も展開自体は変わりません。多少ミャンマーサイドハーフの位置を高めにして攻めに出てきましたが、それでも主導権は日本が握り、多くのチャンスを創出しました。とすると後半気になるポイントは二つ。点を重ねることができるか、と交代選手の出来不出来です。

皆さんも知っての通り、後半に得点を奪うことはできませんでした。チャンスはいくつもありましたが、決め切ることはできず。この結果に対しては不安の声も上がっていますよね。個人的にはあまり気にはなっていません。「決定力不足」が日本の課題として叫ばれ始めて久しいですが、日本の選手の能力は上がり続けています。入るときは入ると思います。

むしろ問うべきはチームとしてどこまでオプションを広げていけるか。今回は格下かつやりやすい相手ということで日本の得意な形で攻めることができていましたが、本当に世界のトップオブトップと対戦した時に、攻撃陣の個だけで撃破するのは難しいのではないでしょうか。

例えばこの試合で途中出場した伊東純也。彼は堂安と交代で右サイドに入りました。試合の中では堂安と同じく内よりにポジションを取っています。しかし、彼は明らかにライン間でボールを受けてどうこうするタイプではありません。むしろその圧倒的なスピードを活かすためにはサイドの高い位置でボールを持たせ、SBとの1対1の状況を作り出してあげることが重要ではないでしょうか。

このあと南野と交代で投入されたのは鈴木武蔵。大迫、鈴木と中央に屈強なFWが2枚いたので、伊東純也をサイドに置いて仕掛け・クロスのシンプルな攻撃を志向しても面白かったのではないでしょうか。その分、酒井宏樹を後方やや内よりに立たせ、ネガトラ対策というのも面白いでしょう。

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現在の代表は観ていて非常に面白いのですが、一方で個のクオリティに依存し過ぎている感もあるなと感じています。その辺を森保監督がどう考えているのかは分かりませんが、このままの方針で本選に挑むのは危険だなと。今はベース作りの時期だと割り切っているのかもしれませんが、余裕がある今のうちに色々と考えておくのは大切だと思います。

ちなみに久保建英については後日取りあげようと思っているのでそちらを是非。

柴崎の相棒は誰に?

森保JAPANの核と呼べる選手に成長したのが柴崎岳。持ち前の展開力だけではなく、読みの良い守備で欠かせない選手になりました。そして先述した通り、現在のチームの中で唯一序列不透明なのがこの柴崎の相棒です。

9月シリーズではFC東京の橋本が起用され、持ち味を遺憾なく発揮しました。流石首位を走るチームの主力だけあって、海外組のなかにいても臆することなくプレーできていました。

柴崎の相方ということでまずもとめられるのは彼に不足しているフィジカル的強度でしょう。柴崎も日本にいた頃と比べると格段に強くはなったものの、デュエルが得意とは言い難い選手です。まずは彼と補完関係にある選手というのが大前提ではないでしょうか。

そういう意味で個人的にはコパ・アメリカで起用された空中戦に強い板倉には大きな可能性を感じていましたが、それを考え直す必要があるくらい、今回の橋本には好印象を持ちました。ボールを奪うという部分は勿論のこと、縦パスやサイドチェンジといったところでもしっかりとプレゼンスを発揮しました。ミドルシュートという飛び道具もありますし、今後柴崎の相棒候補筆頭になっているかもしれませんね。

遠藤や板倉との争いに注目が集まります。いずれにせよ競争があることはいいことです。何度も言いますが、本当に選手層の厚いチームになりました笑。

■雑感

色々思うところはあれど、とりあえず勝ち点3を取ることができたのは間違いなくプラスです。格下相手だから当たり前という風潮かもしれませんが、4年前のシンガポールを思い出すととりあえず勝てて良かったよねといったところです。

ただ、正直ホームでパラグアイ、アウェイでミャンマーと戦うためにこれだけのメンバーが必要だったのだろうかという気持ちはあります。もちろん興業も大切ですし、試合の少ない代表チームですから連携を深めるいい機会だったと思います。

しかし欧州でプレーしている選手たちにとってシーズン中にアジアに戻って試合をすることは決して容易なことではないでしょう。今回招集された海外組はなんと19名。彼らは疲労を抱えたまま所属チームに戻り、ポジションを掴むために戦い続けなければなりません。

それが仕事と言われればそれまでですが、この殺人的カレンダーを協会側はもう少し考慮するべきなのかなと思います。代表の活動で消耗し、クラブでポジションを失い、代表に呼ばれなくなるでは本末転倒ですから。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。