Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【考察】リバプール戦を終えて。バルサは今後どう進むのか

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大惨敗を喫したリバプール戦から1週間が経過しました。皆さん、そろそろ前を向いたり、気持ちを切り替えているところではないでしょうか。もう忘れたいと思っている方もいるかもしれません。僕は、この1週間マッチプレビューを書くためにリバプール戦を何度も見返しました。念のために言っておきますが、僕はM気質ではないので非常に辛い作業でした苦笑。

ただ、1つ言えることがあるとすれば、見返して本当に良かったです。よく「負け試合にこそチーム強化のヒントが隠されている」と言いますが、その通りだと思います。本記事ではリバプール戦の詳しい感想、そして巻き起こっているバルベルデや選手たちに対する批判について僕が思うこと、今後のバルサについてざっくり書いていきますので、是非お気軽に!

www.footballhikota.com

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 ↑リバプール戦のレビューはこちらから

 

■メッシシステムは結果が全て

誤解を恐れずに言えば、今のバルサは非常に歪なチームです。メッシという史上最高の武器を擁しており、彼の能力を最大限に発揮させるためにチームは構成されています。メッシを気持ちよくプレーさせるために中盤以下は存在し、最高の副官として前方にはいつもルイス・スアレスがいます。戦術が整備され、全員がコレクティブに攻守に関わることが常の現代サッカーにおいて極めて異質なチームだと言えます。

なぜバルサがこのような状況で成り立っているのかと言えば、チームを犠牲にしたとしてもメッシ(及びスアレス)がもたらす恩恵がとてつもなく大きいからです。メッシの圧倒的な個人技と得点力は既に戦術という枠組みを超越してしまっています。だからこそ例え、8人で守ることになろうともバルサの中盤、DFラインはそのリスクを受け入れることができるのです。

そのスタンスはリバプール戦でも変わりませんでした。単純にリバプール戦はこのメッシシステムのメリットがデメリットを下回った結果だったのだと思います。1stレグこそ圧倒的な決定力を発揮して3-0で勝利しましたが、結局2ndレグでは1点も奪うことができませんでしたからね。

一方のリバプールは90分間、誰1人としてサボることもなくプレーし続けました。失礼を承知で言うと、オリギやシャキリとメッシとではクオリティに圧倒的な違いがあります。しかし、結果として試合を決めたのは彼らのゴールであり、アシストであり、守備貢献でした。バルサはチームとしてリバプールに負けたのです。メッシシステムの限界が露呈した。そう表現しても差し支えないかもしれません。

このメッシシステムで2戦合計で勝ち切れるほどリバプールは甘いチームではありませんでした。メッシというスーパースターの能力を余すことなく利用して勝った1stレグと、そのデメリットを突かれて無残に敗れ去った2ndレグ。メッシと心中した結果敗れたので、バルベルデバルサとしてはやむなしの敗戦だったと言えるかもしれません。個人的にこの敗戦は必然でもあり、偶然でもあると思っています。とても矛盾していますが笑。

バルベルデはこの2年、メッシシステムの弱点を覆い隠すべく、様々な変化をチームにもたらしましたが、2年連続でこの大敗とあっては、批判を受けるのも無理はありません。このようなサッカーをしている以上、結果で判断されてしまうのは当然です。

 

■変革するならクラブから

試合後には、盛んにバルベルデでの解任や、スアレスラキティッチなどの放出を求める声が挙がっています。はっきり言ってナンセンスな指摘です。レビューの中で何度か指摘したように、リバプール戦でバルベルデは采配ミスをいくつか犯しました。スアレスは2ndレグで消えていましたし、ラキティッチも2失点目に直接関与してしまいました。

しかし、彼らをクラブから追い出せば、本気でバルサスタイルが戻ってくると考えているファンがいるのであれば、あまりに短絡的思考であると断じざるを得ません。何度も言っているように、今のバルサはメッシのチームです。バルベルデが解任されようが、ラキティッチインテルに売ろうが、メッシがメッシである限りその事実は変わりません。

誤解を避けるために言うと、僕は今のバルサのサッカー、決して好きではありません。本音を言えばグアルディオラ時代のような試合内容でも相手を圧倒するような美しいサッカーが観たいし、それがバルサのあるべき姿だと思っています。しかし、現状ではその願いが現実的ではないことも十分に理解しているつもりです。

もし、明日フロントが突然、「美しいサッカーのためにリオネル・メッシを放出します」というアナウンスをすれば、暴動が起きるでしょう。改革派の方々が、そこまでの覚悟を持っているのか甚だ疑問です。監督や選手を2、3人代えれば解決するほど、バルサが抱える問題とジレンマはそう単純ではありません。 

もしバルサが本当に改革を望むのであれば、クラブ全体を変えなければなりません。チームの一部分を弄ったくらいでは本質は変わらないのが現代サッカーです。そもそもバルベルデを支持し、今年に入って契約延長までしたのは他でもないフロント陣です。責められるべきはバルベルデを選んだクラブであるはずです。

クラブ全体を改革する覚悟がクラブにないのであれば、引き続きメッシシステムで来シーズンも戦うのではないでしょうか。確かにバルベルデはCLでは2年連続で失態を犯してしまいましたが、国内では本当に良く戦ってくれています。大改革なくしてバルベルデの解任もなし。僕はそう考えています。

逆に言えば、フロントが覚悟を持って改革を推し進めるのであれば、バルベルデのクビも、ラキティッチスアレスなどの主力選手の退団も喜んで受け入れます。流石にメッシは耐えられませんが笑

 

グアルディオラの時でさえ

こちらは僕の過去ツイートです。グアルディオラバルサは文字通り大改革を果たしたわけですが、その陰にはこのような大決断があったわけです。当時落ち目だったとはいえ、チームのエースであったロナウジーニョを放出するのは簡単な決断ではなかったと思います。この決断を下したのは勿論ペップですが、その裏にはフロントの後押しがあったはずです。明確にフロントにグアルディオラ、そしてメッシを旗頭としたチームのビジョンがあったからこそグアルディオラバルセロナはあれほどの功績を残すことができたのです。

今のフロントにそこまでの度胸と決断力があるのか甚だ疑問ではあります。そもそも4000万€で獲得した22歳の若手が今シーズン僅か575分しか起用されていない時点で、チーム強化が杜撰なのはお察しなわけで。バルベルデを解任したところで、フロントが首尾一貫とした方針を打ち出せるのかどうか。少なくともこれまでの仕事ぶりを考えると期待するのは厳しいと言わざるを得ません。杞憂に終わるといいのですが。

 

■メッシシステムの継続とその後

ここまで書いておいてなんですが、僕がフロントでもメッシ抜きのバルサは想像できません。来シーズンも引き続きメッシ中心のサッカーは続いていきます。これはメッシという才能を有してしまったがための「特権」でもあり「呪縛」でもあります。メッシ本人がそう望まない限り、この幸福で不幸な関係は終わりを迎えることはありません。

その前提で話します。来シーズンはメッシを最前線に置くべきだと僕は強く主張します。最早、メッシが空ける守備の穴は看過できるものではなくなりました。もうラキティッチビダルの力でどうにかできる問題でないのは、リバプール戦で痛いほど痛感しました。メッシを最前線に置くことで守備負担を極端に減らすことで、他の9人は全力で守備に参加することでチームバランスを整える方向にシフトしていくべきです。

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とりあえず現チームで組んでみた

ルイス・スアレスをスターティングメンバ―の11人から外すことは簡単な決断ではありません。類まれなる得点力と抜群のメッシとの連携は現チームの大きな武器です。しかし、このような結果になってしまった以上、何らかの変化は必要でしょう。彼は得点を取ることはできても、中盤まで下がって守備をこなしてまた前線に飛び出していくだけの走力は持ちあわせていないのです。メッシを失う痛みに比べれば、耐えうる決断ではないでしょうか。

昨日、アトレティコ・マドリ―を退団したアントワーヌ・グリーズマンの獲得は1つのソリューションになるかもしれません。まだバルサが獲得できると決まったわけではないので詳しく書くことは差し控えますが。獲得が決まった暁にはたっぷり書いていきます笑。

少なくとももしスアレスの代役を探すのであれば、

  1. 守備貢献が高く、走力・スタミナがある
  2. ストライカーとウイングの役割を兼ねることができる
  3. オフ・ザ・ボールの動きに優れている

このあたりが条件になってくるということだけはお伝えしておきます。

中盤に関してはフレンキ―の獲得で層は厚くなりましたが、ラキティッチの去就次第ですかね。ブスケツの衰えも気になるところですし、ラキティッチビダルを安易に放出することは避けたいところです。こちらも詳しい記事は後日に。

 

 

いかがだったでしょうか。立ち直るのが難しいほどの敗戦を喫してしましましたが、状況は決して最悪ではありません。ついつい後ろ向きになって誰かを非難しがちですが、一元的な思考に凝り固まってはいけないと思います。少しずつ少しずつ前を向けるように頑張っていきましょう。来シーズンに向けての記事はここからいくつか出していく予定です。幸いなことに、バルサにはまだコパ・デル・レイのタイトルが残されています。重要度は3冠の中で最も低いですが、今シーズンの決勝進出は、レバンテやセビージャ、レアル・マドリ―との激闘を乗り越えて勝ち得たものです。そして何より先日退団を表明した第2GKのシレッセンラストゲームになります。そこまで気は抜けません。

残りシーズン2試合、しっかり勝ち切りますように…!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。