Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【マッチレビュー】19-20 ラ・リーガ第19節 エスパニョール対バルセロナ

皆さん、明けましておめでとうございます。昨年はたくさん記事を読んでくださり、ありがとうございました。2020年もしっかり記事をあげていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、今回は2020年最初の試合であるエスパニョール戦のマッチレビューです。バルセロナダービーですね。今シーズン最下位に沈むエスパニョールは既に監督交代が行われており、元アラベスのアベラルドが監督に就任しています。バルサとしてはここは確実に勝ち点3を積み上げたいところですが、果たしてどうなるでしょうか。

 

■スタメン

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ホームのエスパニョールは4-4-1-1でスタート。実際、カジェリとダルデルは横並びに近かったので、4-4-2と形容したほうが適切かもしれません。注目はボランチのロカ。スペイン注目のアンカーの選手です。

一方のバルセロナテア・シュテーゲンが負傷により今シーズン初の欠場。ネトが今シーズン初めてリーガで先発します。フィールドプレーヤーは現時点でのベストメンバーをチョイスしてきました。勝利あるのみです。

 

■前半

前半は比較的静かな立ち上がりです。エスパニョールは序盤こそ前線から激しくプレスにきたものの、ピケやラングレが球足の長いサイドチェンジでプレスを回避すると、そこからは重心を下げてバルサに対峙します。

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2トップがかなり下がるエスパニョール

ご覧の様に2トップはボール非保持時に自陣中央辺りまで下がり、守備に参加します。その分3ラインは重心が低くコンパクトな陣形になっていました。裏のスペースはあまりなく、恐らくエスパニョールの選手たちもアベラルド監督に縦パスには厳しく当たれと口酸っぱく言っていたと思うので、バルサとしては攻撃のスイッチが入りにくい守備ですね。

ということでバルサがボール保持、エスパニョールは深く守って耐えるというのが主な構図となりました。エスパニョールはボール奪取位置がどうしても低くなってしまうので、カウンターに移行しづらいので、バルサとしてはポゼッションを高めてエスパニョールを自陣に押し込めたいところです。

エスパニョールのコンパクトな陣形を見てか、この試合は両WG、特にメッシが外側でボールを受けるシーンが目立ちました。ひとまずブロックの外でボールを受けてそこから内側に切れ込んでいくようなイメージでしょうか。

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外側で受けるメッシ

ただ、ここで気になったのはメッシが外側で受けると言うことは内側(ハーフスペース)に人がいなくなるということ。本来であれば、インテリオールがこのスペースに侵入するところですが、メッシにスペースを与えることを優先してかラキティッチはあまりこのスペースに走りこみませんでした。そのため、スアレスがいつも以上に孤立してしまった側面はあります。

そのため、ボールは持つものの、ゴールに迫るシーンは30分過ぎ辺りまでほとんど見られませんでした。まあこれはエスパニョールの守備に傾倒した戦い方からすると致し方ない部分もあるので、とにかくサイドチェンジやサイドでのポジションチェンジを駆使しながら、相手の体力を削って後半勝負!がベターかなと思いました。

しかし、23分試合が動きます。エスパニョールが敵陣中央辺りでFKを得ると、中に入ったボールにダビド・ロペスが合わせ、セットプレーで先制に成功します。いやー、これは典型的ですね笑。守りに入ったチームが僅かなチャンスやセットプレーで試合を動かすパターンです。

エスパニョールのキープレーヤーとなったのはカジェリ。持ち前のフィジカルの強さを活かしてボールをキープしたり、ファウルをもらったりとチームを助けました。エスパニョールが押し込められながらも、先制に成功した背景として彼の活躍は見逃せません。

バルサも30分過ぎからチャンスをようやく作り始めますが、得点には至らず。先制されてからちょっと焦れてしまい、攻め急いだ印象は残りました。前半はこのまま1点ビハインドで終了します。

 

■後半

後半の開始から、バルベルデラキティッチを代えて、ビダルを投入します。この交代が功を奏します。

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ビダル投入

先ほど使った図で、ラキティッチのところをビダルに変えました。おおまかにこのような配置をイメージを持っていただければと思います。先ほど前半の課題に挙げたのは右サイドのハーフスペースが使えていない問題はビダル投入で大体解決されました。

ビダルが優れているのは、レシーバーとしての有用性です。バルサの中盤の中で「出し手」ではなく、「受け手」として機能する彼の希少価値は少々過小評価されがちです(まあ僕も彼の獲得に反対だったので何も言えませんが笑)。ライン間や脇のスペースなど相手の嫌な場所でボールを引き出し、シンプルなレイオフ(落とし)やランニングで攻撃の受け皿になれるのは魅力的です。

ビダルはメッシとも好連携を築いており、ポジションチェンジなどもスムーズなのでメッシはかなりやり易そうにしていますね。ラキティッチとはまた違った相性の良さですね。この試合に関してはビダルの方が有効だったのかなと思います。

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50分、バルサは同点に追い付きます。左サイドでボールを受けたアルバが内側にクロス。このクロスにスアレスインサイドで合わせ、ニアサイドを抜くゴール。昨シーズンのリバプール戦1stレグを彷彿とさせるようなゴールでした。あれが決まっちゃうのは流石の一言です。

アルバもナイスクロスでしたが、最近の出来には少々不満が残りますよね。元々キックの精度がめちゃくちゃ高い選手ではないのですが、今シーズンは特にクロスやパスを適当に蹴ってない?と突っ込みたくなるようなプレーが目立ちます。負傷が影響しているのかもしれませんが、ちょっと改善してほしい部分ではあります。

そして59分。アルバのクロスがDFに当たったこぼれをスアレスがエリア内で拾うと、右足のアウトサイドでファーサイドにクロス。これをビダルが頭で叩き込んで逆転。ビダルは今シーズン6点目です。最早4人目のストライカーですね笑。

さて、この展開で逆転したバルサエスパニョールをいなしつつ、3点目を狙います。エスパニョールは立て続けにバルガス、イトゥラスペ、ウー・レイを投入し、同点を狙います。というかいつの間にイトゥラスペがエスパニョールに笑。まあこの時点ではあんまり点とられる気はしなかったです。

しかし、75分、フレンキ―が2枚目のイエローカードをもらって退場してしまします。2枚目のイエローカードは自ら低い位置でボールを失い、相手選手を引っ張って受けたものだったのでちょっと軽率でしたかね。いい経験にしてくれればいいかなと思います。

批判を受けているのはここからのバルベルデの采配。グリーズマンを下げてセメドを投入し、メッシとスアレスを前線に残す4-3-2の形にしました。

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4-3-2

数的不利の状況で守備に献身的なグリーズマンを下げて、守備貢献が最も低いメッシとスアレスをなぜ残すのか?という批判ですね。スアレスの契約出場時間条項がないと仮定すると、采配としては守りに入ることを嫌い3点目を取りに行くという判断でしょうか。実際10人になってからスアレスディエゴ・ロペスとの1対1を迎えていますから、これが入っていればという想いだったかもしれませんね。ディエゴ・ロペスはナイスセーブでした。

まあ今日の出来であれば、下げるべきはスアレスでなくメッシだったと思いますが、メッシを下げることなどできません。スアレスの今日の活躍を考えると下げにくいという心理が働いたのか。まあ普通のセオリーであれば、スアレスを下げると思うので、やっぱり裏事情はあるのかもしれませんね。僕らはそれを知る由もないのですが・・。

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88分、裏に抜け出したウー・レイにゴールを決められ同点。結果的にバルベルデの采配は失敗したと断じるほかありません。どういう事情があろうとピッチ上の結果の責任は監督と選手が負うべきです。バルベルデはあくまでメッシとスアレスを残して3点目を取りに行く選択をして、彼らは得点を奪えなかった。これに尽きますね。

試合はこのまま2-2で終了。バルサからすると落としたくない勝ち点を落としてしまった格好です。

 

■雑感

新年早々、きつい試合でした。休み明けで選手のコンディションもあまり良くなかったと思います。何人かの選手は身体重そうでしたし。パスがズレるシーンも目立ちました。

何より、気になるのがメッシの状態。最近はあまり調子が良くないです。数試合活躍しなかったからといって心配するのはおかしいと批判されそうですが、守備免除の彼にはいつだって100%のメッシのプレーが求められます。そうでないと特別扱いの意味がありませんから。それができない試合は彼は批判されて然るべきだと思います。

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僕はメッシ信者ではありますが、そこはファンもちゃんと正当に評価するべきだと思います。少なくとも今のチームのプレー内容に不満があるなら。

一応まだ得失点差で首位ですが、マドリ―と勝ち点で並ばれてしまいました。今シーズンはリーガで全く余裕がないのが辛いところです。まあリーグ戦が白熱するのは大歓迎なんですが、ちょっと今は暢気に楽しんでいる余裕はチームにないだろうなという印象です。

さて、次はスーペルコパ準決勝のアトレティコ戦です。サウジアラビアで開催されるこの大会はちょっと厄介ですね。ビッグゲームが2試合続きますので(アトレティコに勝てばですが)、選手への負担はちょっと気になるところです。

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最後までお読みいただきありがとうございます。