こんにちは!早いもので、もう8月も終わりですね。あっという間にリーガ38試合中2試合を消化してしまいました。最近歳を重ねたせいか、1日1日が非常に短く感じてしまいます笑。
さて、先日は早くも19-20シーズンのCL抽選会が行われました。結果はこちら!
CLグループステージ
— Hikota (@BarcaHikota) 2019年8月29日
バルセロナ
ドルトムント
インテル
スラヴィア・プラハ
まあ去年と同じくらいの難易度でしょうか笑。個人的にはCLではピリピリ感を楽しみたいので歓迎です。
まだ始まってもいません。ポジティブにいきましょ!笑
はい、厳しい組に入りましたね。昨シーズンバイエルンと激しい優勝争いを繰り広げたドルトムントとコンテが監督に就任したインテルはかなりの強敵になりそうですね。ただ、悲観する必要はありません。彼らの方がバルサと当たるのは嫌なはずですから。バルサが実力を出し切れば、必ず1位通過できるグループだと思います!
そしてCLと同じくらい気になる話題と言えば、ウスマン・デンベレ問題でしょうか。今回は今彼がどのような状況に置かれているのか整理をした上で、彼の今後について考えていきたいと思います。
◼︎明るいシーズンの幕開けのはずが…
実は7月辺りからデンベレの記事の構想を練っていました。タイトルはズバリ「将来のバロンドーラー?ウスマン・デンベレの現在地」という非常にポジティブなもの。バカンスを1週間早く切り上げ、練習に励んでいる姿は今シーズンの彼に期待を寄せるには十分な姿勢でした。さらに同胞で仲の良いアントワーヌ・グリーズマンの加入により、メンタル面での充実も期待されており、加入3シーズン目での爆発を予感していた方も多かったのではないでしょうか。
しかし、現実はそう甘くはありません。プレシーズンマッチで低調なプレーに終始すると、そのプレーぶりは開幕戦でも全く変わらず。メッシ不在のチームで崩しの核になることを期待されたにも関わらず、大きなインパクトを残すことはできませんでした。それだけならよかったものの、そのビルバオ戦で負傷してしまいます。クラブからは翌日メディカルチェックを受けるように指示されたものの、デンベレはこれを無視。なんとオフを利用して旅行に出かけてしまいます。バルセロナに戻ってきたデンベレは全治5週間の怪我と診断されます。
このデンベレの行動には大きな批判が集まっています。「デンベレがこの体たらくならネイマールを呼び戻すべきだ」という意見もありました。まあプロ意識の欠片もないような行動ですから非難されるのも無理もありません。ということで急遽僕の記事もこのような形でお送りすることになったのです笑。
■デンベレの素行の悪さは織り込み済み?
ということで、放出の希望する声さえ上がっているデンベレですが、実際のところどうなんでしょうか。個人的に思うのは、デンベレの素行の悪さは最初から分かっていたことでは?ということです。ドルトムント時代のエピソードから、デンベレが色んな意味で「やばい奴」ということは僕達素人でも分かっていたことです。
https://qoly.jp/2016/07/26/ousmane-dembele-pokemon
もちろん彼のそういうところがバルセロナという大きなクラブで直っていくことを願ってはいましたが、結局人間の本質を変えることは簡単ではありません。皆さんの周りに何回言っても遅刻する人いませんか?笑 デンベレもそういう類の人間ということです。
そしてデンベレのそのような性質を理解したうえで、1億€を投資したのは他でもないフロントです。ネイマール移籍のパニックバイ感は勿論否めませんが、それでも自分たちが使った金額分の責任は取るべきです。要するに、バルサの首脳陣はもう少しデンベレを厳しく管理すべきだったのではないでしょうか。
遅刻だったり、メディカルチェックをサボったりとプロの選手以前の問題ですが、バルサが2年前にクラブ史上最高額(当時)で購入してきたのはそういう選手なわけです。と考えるととっても虚しくなりますね笑。勿論一番悪いのはデンベレ本人ですが、この素行問題は周り(主にフロント)にも責任があるのではないでしょうか。
■説得力皆無のパフォーマンス
ってことで僕からすると素行の問題に関しては「何を今更・・」感満載なので、もうどうでもいい感じです笑。というかこの僕のブログで「遅刻しないようにアラームを5個設置すべき」だとか「生活態度改善のためにクラブスタッフと同居させるべき」といったことを言っても仕方がありませんよね笑。むしろ問題点として挙げたいのはピッチ上での低パフォーマンスと負傷の影響による稼働率の低さです。
- 17-18シーズン 931分出場 3ゴール 6アシスト
- 18-19シーズン 1673分出場 8ゴール 5アシスト
(リーグ戦のみ。データはWhoScoredより)
■欲しい縦突破
ということでここまで珍しく(?)ボロクソに批判をしてきましたが、デンベレの未来は果たして今後もバルサにあるのでしょうか。少なくとも本人はバルサに残留したい意向のようですが、このようなパフォーマンスが続けば間違いなく来夏放出になるでしょう。もう彼も3年目です。最早1億€で購入したという事実と特大のポテンシャルは何の保証にもなりません。
彼が今後すべきは意識の改善でしょう。意識というのは遅刻や生活態度といったピッチ外でのことだけではありません。デンベレがバルサでレギュラーを獲得したければ、ピッチ内で思考を変える必要があります。そもそもピッチ内ではほとんど何も考えず、感覚に頼ってプレーしていそうですが笑。
具体的に言うと、難しいプレーをやめてシンプルに自分の強みを活かすプレーを心がけるべきです。両利きなので騙されてしまいがちですが、デンベレは中央でプレーできるほどセンシティブにボールを扱うことはできません(よっぽどの好調時ではない限り)。昨シーズンのようにハーフスペースでボールを受けてそこからどうこうするのは難しいのかもしれません。
また、プレーに無駄が多すぎるのも考え物です。昨シーズンのビジャレアル戦でしたかね、デンベレが右サイドの深い位置で5回程キックフェイントを駆使して切り替えしたあげくクロスに終わるというプレーがありました。ハッキリ言ってあのようなプレーは無意味です。
ということでもっとシンプルにかつダイレクトにゴールに向かうプレーを心がけたほうが怖さは増すのではないでしょうか。サイドのレーンに置くことでそのスピードを存分に活かしてもらうのがベターでしょう。僕が2年間ずっと気になっているのは、デンベレってスピードのわりに意外と縦突破しないんですよね。もっと縦に仕掛けた方が、相手のSBは脅威を感じるのではないでしょうか。遠慮しているんでしょうかね。
シンプルにサイドのレーンでデンベレが縦に、そして内側に仕掛けられる選手に変われば、チームの幅は劇的に広がります。サイドのレーンで脅威になれる選手がいれば、それだけ中央が空いてきます。そうすればメッシやグリースマンは勿論のこと、最近右インテリオールで起用され始めたセルジ・ロベルトやアレニャの活躍の幅も広がるでしょう。