Hikotaのバルサ考察ブログ

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【マッチレビュー】リーガ32節 ウエスカ対バルセロナ

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はい、全クレ歓喜のスタメンですね笑。ということでウエスカ戦です!CLに挟まれている日程かつリーガは絶対的有利かつ最下位相手という状況下のため、ローテーションの必要性が叫ばれていました。しかしそこはバルベルデ監督。どうせアルバ、ラキティッチあたりは普通にスタメン起用してくるものだと思っていましたが…。まさかのフィールドプレーヤー総取っ替え笑。昨シーズンの失敗も踏まえ、CLに対する意気込みが窺えますね。内訳を見ていくと、リキ・プッチ、トディボ、ワゲの3人がプリメーラデビュー。今冬レンタル組のムリージョ、ボアテングもスタメン入りです。平均年齢約24歳と非常にフレッシュなメンバーとなりました。中でもカンテラの星であるリキには非常に期待が高まります。一方のウエスカは4-1-4-1。5バックではないあたり、彼らにとって勝ち点3が必要な試合であることが分かります。

 

今回は総取っ替え、かつフォーメーションもいつもと異なるため、あまり試合を総括する必要もないかなと思いますので、選手個々の寸評形式にします!ご了承ください。

 

▪️テア・シュテーゲン

ゲームキャプテン。特に大きなピンチもなく。ただ、安定したキャッチングと状況判断で急造バックラインに落ち着きを与えていたように思います。それにしてもテアがキャプテンマークを巻く日が来るとは…。感慨深いですね笑

 

▪️トディボ(右CB)

リーガデビュー。荒さは見えましたがポテンシャルを示しましたね。まだ1試合しか観ていないので分かりませんが、マドリーのヴァランのようなタイプでしょうか。試合終盤、クチョ・エルナンデスとの1対1を制した姿が印象に残りました。ラングレとコンビを組ませたら機能しそうですね。デリフトが獲得できなかった場合、トディボをじっくり育て上げるのもアリですかね。

 

▪️ムリージョ(リベロ)

残念ながら力量不足を露呈した試合でしたね。決して悪い選手ではありませんが…。3バックの中央としてはやはり判断と技術が不足していました。

 

▪️ユムティティ(左CB)

荒さの目立つ相方2人と比べるとやはり安定感はありました。守備もさることながらフィードも安定していました。まだまだトップフォームには程遠いのでしょうが、本来レギュラーを張っていた選手。今シーズンはこのままラングレがレギュラーで行くかと思いますが、来シーズン以降のユムティティの巻き返しにも期待したいところです。

 

▪️ワゲ(右WB)

こちらもリーガデビュー。トディボと同じく荒さは目立ちましたが、デビュー戦ということを考えると及第点を与えてもいいのではないでしょうか。攻撃では高い位置を取って起点になっていましたし、前半にはボアテングに惜しいクロスを供給しました。一方、守備では簡単にクロスを上げさせてしまったり、手を使ってファウルを取られるなど、守備では課題が見られましたね。セルジとセメドがハイレベルなポジション争いを繰り広げている現状はなかなかチャンスがないかと思うので、来期レンタルも考えられます。

 

▪️マルコム(左WB)

比較的評価する声が多いですが、個人的にはイマイチでした。縦へのスピードに乏しいため、あまり脅威にはなっていなかったように思います。かといって守備が上手いわけでもビルドアップで存在感があったわけでもなく。左ウイングバックとして非常に微妙な存在でした。やはり彼の特長を活かすなら、左足で中に切り込める右サイドの方がベターですかね。

 

▪️ビダル(アンカー)

ゲームキャプテンがテアならフィールドプレーヤーでのリーダーは間違いなくこの男でした。浮き足立つチームをしっかりと引き締めてくれました。危ない場面はほとんど潰してくれましたし、求められている仕事を完遂しました。ただ、やはりバルサのアンカーに求められるクオリティは持ち合わせていないので、アンカー起用は今日のような緊急時のみでしょう。

 

▪️アレニャ(右インサイドハーフ)

久々の先発でしたが、本人としては不完全燃焼かと思います。最後まで違いを見せることなく、アルトゥールとの交代でピッチを退きました。意外性のあるプレーがなく、無難にプレーをこなしていた印象でした。アレニャはどこで使うのがベストなんでしょうかね。来シーズン、フレンキー・デヨングが入ってくることを考えると、正念場です。

 

▪️リキ(左インサイドハーフ)

こちらもデビュー戦です。15分に繰り出したデンベレへのスルーパスは、こちらが椅子から腰を浮かすに十分すぎるほどでした。ミスをしても、ラストをしても積極果敢に縦パスをチャレンジする姿勢にも好感が持てましたね。フィジカル的には発展途上ですが、技術的にはプリメーラのカテゴリーでも問題ないことを証明しました。来シーズンの昇格はあり得るでしょうか。

 

▪️デンベレ(CF)

こちらは負傷からの復帰戦。中盤に引いてパスを受け、左右に散らして、中央をドリブルで突破し、クロスを受けてフィニッシュする。本人が意識していたかどうかは定かではありませんが、メッシの役割を担っていました。攻撃では唯一得点の匂いがする選手でしたね。できれば結果を残して欲しかったところですが、ユナイテッド戦に向けていい調整ができたのではないでしょうか。

 

▪️ボアテング(CF)

ムリージョ同じく、クオリティが不足しています。ポストプレーくらいしか有効なプレーがなく、しかもそれ一辺倒なため、簡単に潰されるシーンが目立ちました。ムリージョはともかくとして、ボアテングは何故獲得したのか未だにわかりません…。

 

交代選手は割愛します。

 

【雑感】

以上、選手寸評でした。まあ急造チームなので上手くいかなかったこと自体は想定内です。ただその中でも真価を発揮できる選手がこの先、生き残っていくのだと思います。0-0という結果に終わりましたが、バルサとしては勝ち点1で全然オーケーというスタンスでしょう。若い選手に経験を積ませることができましたし、勝ち点2でリキのプレーを観れたと思えば笑。優勝が決まるまではローテはもうできないでしょうし、若い選手が観れたことは純粋に嬉しかったですね。

 

多くの選手が休めたことはユナイテッド戦に向けて本当に大きいですね。メッシやラキティッチのコンディションは気になるところですが。ただユナイテッドはあまりローテーションしなかったですし、次はカンプノウ。有利な位置にはいると思います。ユナイテッドの勢いに飲まれないようなゲームプランを立てて欲しいところです。とりあえずローマ戦の二の舞だけは勘弁したいところです…!スタメンは基本的には1stレグのメンバーになるかとは思いますが、デンベレのスタメンや、ビダルもしくはセルジを入れて中盤4枚にしてくる可能性もありますね。個人的には、受身になればパワーと高さのあるユナイテッド攻撃陣に分がありそうなので、コンディション的に問題がなければ、デンベレの先発を推したいところです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。