Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【マッチレビュー】リーガ第26節 レアル・マドリード対バルセロナ

こんにちは。今回は今シーズン4回目となったリーガ後半戦のクラシコのマッチレビューです。

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スタメンです。ホームのマドリーはコパクラシコから2人のメンバー変更。正GKのクルトワがゴールを守り、ルカス・バスケスに代わってベイルが右ウイングに入ります。アウェイのバルサはセメド→アルトゥールの変更のみ。セルジ・ロベルトが右サイドバックに入ります。

【前半】

逆転優勝のためには勝利しかないマドリーと引き分けでも良いバルサ。恐らく点を取るためにベイルを起用してきましたね、ソラーリは。一方のバルサはアルトゥールの先発復帰によって攻撃時に3センター、守備時には4-4-2に変化するいつもの形に戻りました。この両チームの微妙な変化が試合を大きく左右しました。

◎アルトゥールの復活。中盤にバランス。

とにかくバルサにとってのコパセカンドレグとの大きな違いはアルトゥールがいるかいないかです。なぜバルサにとってアルトゥールは不可欠なのでしょう。それは単純に彼が「ボールを奪われない選手」であるからです。サッカーにおいてロストしないというのは、シンプルですが究極の真理だと思います。彼がいることでバルサはボールを握る力を取り戻しました。コパでは完全に中盤を制圧されたバルサですが、アルトゥールの復帰、それによってラキティッチが右インサイドハーフと右サイドハーフを兼任、さらにスアレス、メッシも献身的にプレスをかけることでマドリーから自由を奪うことに成功しました。こうしてバルサはマドリーの攻撃を上手くコントロールできていましたね。コパでの決戦を上手く分析したバルベルデの見事な微調整です。彼は劇的なことはやりませんが、このようなディテールにおける調整は非常に巧みです。多くの人が驚いたのはセルジ・ロベルトの右サイドバック起用だったのではないでしょうか。マドリーの崩しの局面において最も重要な選手が左サイドのヴィニシウスです。その彼に対してお世辞にも守備力が高いとは言えないセルジ・ロベルトを起用してきたバルベルデ。不安を覚えたファンは多かったのではないでしょうか。しかし、結局試合を通してバルサはほとんどヴィニシウスに決定的な仕事をさせませんでした。もちろん、セルジ・ロベルトの頑張りもありますが、チーム全体がヴィニシウスとセルジが1対1にならないように非常に気を配っていたように感じました。特にラキティッチの働きは凄まじく、中央のスペースを埋めつつヴィニシウスやレギロンをケアするという並外れた守備を見せ付けます。コパの前半では敢えてセメドとヴィニシウスの1対1の状況を作っていたように見えましたが、セメドがヴィニシウスにけっこうやられてしまっていたので修正してきましたね。ヴィニシウス自身の疲労もあったかと思いますが、バルサ守備陣が一枚上手でした。

前半26分、ラキティッチが右のハーフスペースでボールを受けるとラモスが潰しに行きます。ラキティッチは素早く右サイドのセルジ・ロベルトに展開すると、ラモスが空けたスペースに走りこみます。エリア内でリターンを貰うとマドリーの守護神クルトワを嘲笑うかのようなループシュートで得点を奪います。ラキティッチとセルジ・ロベルトのシンプルですが、素晴らしい連携でした。マドリーとしてはまたしてもスペースに対するリスク管理の甘さを露呈した失点になりました。ここはチームとしての大きな弱点ですね。前半はこの1点のみで終わります。

【後半】

後半です。ホームで負けられないマドリーはさらに攻勢を強めますが、ピケ&ラングレを中心とするバルサの守備をなかなか崩せません。攻撃のレパートリーはほぼサイドからのクロスか、ブロックの外からのミドルシュートのみ。ゴールには迫ることができていましたが、怖さはあまり感じませんでした。バルサも時折鋭いカウンターからチャンスを創り出しますが、得点には至らず。マドリーはアセンシオやイスコを投入して果敢にゴールを狙いますが、バルサの4-4の堅いブロックを崩すことはできず。結局試合は1-0でアウェイのバルサが勝利しました。

【雑感】

マドリーとしては、非常に残酷な1週間となってしまいました。宿敵バルサには2連敗を喫し、コパは敗退。リーガの優勝も現実的なものではありません。さらにはミッドウィークのC Lではアヤックスにまさかの1-4で敗れ、CL4連覇の夢が断たれ、リーガのジローナ戦から数えてベルナベウで4連敗と不名誉な記録を残してしまいました。(彼の責任だけではありませんが)ソラーリの解任は免れないでしょうし、ベイルやベンゼマ、クロース、セルヒオ・ラモスなどの放出、さらにはアザールイカルディの獲得など来夏は大刷新が待っているのではないでしょうか。ペレスがシーズンの残りの試合をどのように位置付けるのか。それによって来シーズンの展望ができそうですね。ベイルについて少しだけ。彼の持っている能力については申し分ありません。10-11シーズンのコパ決勝や昨シーズンのCL決勝での得点に代表されるように大一番に強く、何もないところからゴールを生み出せる稀有な才能を有しています。しかし、この試合でのベイルは言葉を選ばずに表現すれば、「お荷物」でした。恐らくソラーリはベイルの勝負強さや得点力に賭けたのだと思いますが、見事に裏目に出ましたね。攻撃はノーインパクト、守備では穴になってしまっていました。バスケスという超献身的な選手がいなかったことでバルサの中盤はかなり自由になりましたからね。デメリットは非常に大きかったと思います。まあ僕が何か言わなくてもベルナベウの大ブーイングが全てを物語っていました…笑。彼の来夏の退団は必至かと思いますが、やはり力のある選手。去就は気になるところです。

バルサとしては結果だけ見たら最高の1週間になりました。難所ピスファン、ベルナベウ、ベルナベウと続いたアウェイ3連戦を見事3連勝で乗り切りました。これは純粋にバルベルデと選手たちを称えたいですね。試合内容は厳しい試合が続いていますが、それでも勝てるのが今のバルサが強い所以ですかね。特筆すべきはピケとラングレ。まさに鉄壁と呼ぶべき守備を披露してくれました。ピケは前半戦酷評され続け、ラングレは1年目ですから、ここまでの安定感を提供してくれるのはある意味サプライズですよね笑。今まで攻め込まれたら決壊していたバルサの守備が何とか耐え切れたのは間違いなくこの2人の貢献が大きいです。ラングレなんて1年目ですからね!(2回目) 控えには実力者のユムティティもいますから、三冠にむけて守備陣の充実は頼もしすぎます。個人的にはラキティッチ–セルジロベルトの連携右サイド突破も観れたので大満足の試合でした笑。ラキティッチ、本当に素晴らしい選手です。近々、ラキティッチの記事も出したいなぁと思ってますので、是非!とにかく結果としてはいい結果が出てくれましたが、紙一重だったのも事実。ここで週末のラージョ戦、さらにはCLリヨン戦に敗れてしまえば水の泡です。選手たちもマドリーやPSGの敗北は当然頭に入っているでしょうから油断せずに立ち向かってほしいところです。

 

 

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