はい、早速見ていきましょう。まずはスタメンです。
バルサはミッドウィークのコパでの疲労を考慮し、コパから7人の先発変更。
主力のメッシ、ラキティッチ、ビダルはベンチスタート。今シーズンここまでDFラインをけん引してきたラングレは休養のためベンチ外。
レガネスは今シーズン継続中の5バックを変わらず採用。後ろのスペースを消すことで守り切ろうという算段か。表記上は5-3-2としたが、実際は守備時にロドリゲスが右に出てエン・ネシリが左サイドハーフに下がる5-4-1。
以下マッチレポートです
【マッチレポート】
得点者
【バルセロナ】デンベレ(アルバ)、スアレス、メッシ(アルバ)
【レガネス】ブレイスワイト(エン・ネシリ)
前半からテンポの良いパス回しと質の高いネガティブ・トランジション(攻→守の切り替え)でレガネスを完璧に敵陣にくぎ付けにするバルセロナ。デンベレを中心とした多彩な攻撃を見せる。
前半31分、ピケが自陣右サイドで4人を引き付けるドリブルを披露し前方のアレニャにパス。アレニャはすぐさまデンベレにボールを渡す。デンベレは中にカットインすると左サイドを猛スピードで駆け上がるアルバにパスを出すとペナルティエリアに侵入。アルバのグラウンダーの折り返しを丁寧な右足インサイドでゴールに沈める。メッシを彷彿とさせる持ってる男のゴールでバルサ先制。
バルサリードで前半を折り返す。
後半レガネスに動きが。2トップのブレイスワイトとエン・ネシリの立ち位置を入れ替え、スピードのあるエン・ネシリにアルバの裏を狙わせるプランに変更。中盤を3人にするリスクを取る。
この変更が奏功したのは後半12分。ニョムの後方からのフィードに上手く抜け出したエン・ネシリがアルバの裏を取り深い位置からクロス。これにブレイスワイトが合わせ同点に追いつく。
負けるわけにいかないバルセロナは温存していたメッシとラキティッチをアレニャとアルトゥールに替えて投入。この交代によりブスケツとラキティッチのダブルボランチ、トップ下メッシ、両ウイングにデンベレとコウチーニョ、トップにスアレスの4-2-3-1に布陣を変更するバルサ。この変更を受けてもレガネスは中盤を4枚に戻さず。
あとはメッシ劇場である。後半26分右のハーフスペースでボールを受けたメッシは得意の左アウトサイドで対面のベスガのマークから逃れると左足を一閃。クエ―ジャルにビッグセーブを強いると、そのこぼれ球にはハンター・スアレス。押し込んでバルサが勝ち越しに成功する。
こうなると打つ手のないレガネス。
後半ロスタイムには、アルバの相方は俺だとデンベレに見せつけんばかりの連携を披露したメッシがダメ押しの3点目。
バルセロナが3-1で勝利した。
【雑感】
コパレバンテ戦に続いていい内容のゲームだった。ポゼッション72%、シュート数15-5が示す通り、ほとんどの時間レガネスをコントロールできていた。この2試合、メッシとスアレスどちらか片方先発なのは偶然ではない。こちらについては別記事で詳しく記述する。
中でもデンベレの破壊力とアルトゥールの安定感は特筆に値する。持ち前のスピードとテクニック、両足を使えるアドバンテージを存分に活かしながらレガネスの堅い守備ブロックを涼しい顔で破壊していく様は見ていて痛快であった。またアルトゥールのボールキープ、ショートパスは最早達人の域である。彼が一番バルサのサッカーを体現している。
リーガ先発デビューを飾ったアレニャもまた自分の価値を証明した一人だ。トップチームでも戦える実力があることを示した。彼を今後どのようなプランで起用していくのか。楽しみは尽きない。
コウチーニョの不調が気がかり。幸い、チーム状態は上向きなので余裕があるうちに復調してほしいところ。
最後までお読みいただきありがとうございます。