Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【考察】バルサで最も危険なアタッカー。ジョルディアルバが不可欠な理由

こんにちは!今回はバルサ不動の左サイドバックジョルディ・アルバについてです。

 

◎今や最も代えの利かない選手に

 バルサファンに「今一番不可欠な選手は?」と問えば、その多くが小柄な左サイドバックの名前を挙げるのではないでしょうか。ジョルディ・アルバ。僕も彼が最も不可欠であるという意見に異議はありません。元々バルサカンテラでプレーしていたアルバですが、ある日「身長が低い」という理由でクラブを追われます。しかしそれにめげなかったアルバは、同じリーガエスパニョーラバレンシアサイドバックとして開花します。プロ入り直後はサイドアタッカーだった彼ですが、当時バレンシアを率いていたウナイ・エメリの指導のもと、SBに転向するとその才能を遺憾無く発揮させます。バレンシアでの活躍が認められ、スペイン代表に選出され、EURO2012にも出場。決勝ではゴールも決めました。そして2012年夏、アルバは満を持してバルセロナに復帰します。以来、バルサ不動の左サイドバックの地位を築き上げ、ますますその存在感は高まりつつあります。今シーズンはフランス代表のディニュが移籍してしまいましたから、トップチームの左サイドバックはアルバのみということでさらに依存度は増していますね。

 

◎アルバの何がそんなにすごい?

 さて、そもそもトップチームの登録メンバー的にも代えの利かないアルバですが、まあ務めるだけなら今シーズンはセルジ・ロベルト、セメド、ヴェルマーレン、そしてBチームのミランダが左SBを務めています。しかしいずれも左サイドの攻撃を機能させるには至らず。今シーズン、アルバがスタメン落ちした試合はリーガで3試合。対レガネス1-2。対バレンシア2-2。対ビルバオ0-0。なんと1分2敗。如実に結果に表れているアルバ不在時の機能不全ですね。実際の試合を見ていれば結果以上にうまくいっていないことがわかるかと思います。では、アルバの一体何がすごいのでしょうか。多くの人がアルバの特徴としてスピードを挙げるかと思います。はい、めちゃくちゃ速いです、彼。それから攻撃性能も元ウイングだけあって抜群に高い。特に裏に飛び出すタイミングが秀逸です。カンテラ出身だけあって足元の技術も高いですし、バルサシステムをよく理解した選手です。最早左サイドの攻撃はアルバ抜きでは機能しないと言っても過言ではありません。

 

バルサの攻撃時の形

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こちらはバルベルデバルサの攻撃時の主なフォーメーションです。コウチーニョの記事で使った図をそのまま貼り付けました笑。相手の形と起用する選手によって立ち位置は変わるので、一概には言えませんが、この形が主だと思ってもらっていいかと思います。まずはCBが開きます。そのひとつ前にアンカーのブスケツ。相手が2トップの場合はCB間に落ちることもありますね。そしてその前方にインテリオールが2枚。2人には、ボールを引き出してボールを運ぶことと、全体のバランスを整えることが求められます。ウイング2枚がインサイドに入り、SBは高い位置を取ります。数字で表現するなら2-3-4-1って感じですかね。バルサの攻撃の至上目的は「ハーフスペース」という中央とサイドのレーンの間のスペースでメッシに良い形でボールを持たせることです。あの位置でメッシがボールを受けちゃえば何でもできますからね笑。そしてウイングが中に入ることでサイドのレーンの攻撃はSBが一手に引き受けることになります。

 

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※あくまでイメージです!

ちなみにこちらがマンチェスター・シティの主な攻撃時の陣形。バルサと同じ形ですが、作り方が違います。シティはウイングが幅を取り、インサイドハーフがハーフスペースで待機します。SBはアンカーの両脇のスペースを埋めるために中央に移動します。所謂「偽サイドバック」ってやつですね。似たような形で、ポジショナルプレーを志向する両チームですが、メカニズムが違うのが面白いですよね。去年の「footballista」の記事にもありましたが、「ポジション」よりも「タスク」を重視すべき時代ですね。同じポジションでも選手のスタイルや状況に応じて求められるプレーは変わります。もしアルバがシティに移籍したら間違いなくウイングで使われますね笑。

 

バルサの十八番、メッシ−アルバライン

話をバルサに戻しましょう。先述した通り、バルサをできるだけメッシに右のハーフスペースの高い位置でボールを持たせたい。なぜならそのスペースでボールを持てばメッシは何でもできるからです。ドリブル、シュート、ワンツー、スルーパス、サイドチェンジ。サイドだとゴールからの距離が遠すぎますし、中央だと密集度が高いのと角度が付かないのでプレーはかなり難しくなりますから、ハーフスペースがベストです。

 

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バルベルデバルサの必殺の崩し

そしてメッシが良い形でボールを持った時、アルバはそれに呼応するようにスプリントをかけます。サイドのレーンから相手のDFラインの裏、左のハーフスペースに向かって斜めに走ります。所謂「ダイナゴナルラン」というやつです。サッカーがゴールが真ん中にあってそれを守るゲームである以上、この斜めの動きは捕まえにくいんですよね。ましてや、スピードのあるアルバが相手ですからDFは対応するのは至難の技です。そして、その動きに対して右のハーフスペースでボールを持つメッシが、完璧なタイミングで走り込むアルバに浮き玉のスルーパスを送り込みます。これも斜めのスルーパスなのでDFは非常に対応しづらいですね。右のハーフスペースから左のハーフスペースへのサイドチェンジでもあります。当然裏を取られたDFは慌ててラインを下げますからバイタルエリアが完全に空きます。空いたバイタルエリアに猛然と走り込むメッシ。アルバからの折り返しをフリーで受けると、あとは圧倒的な決定力を発揮するだけ。文字で長々書きましたが、バルサファンでなくてもこのゴールはイメージできるのではないでしょうか。これはバルベルデバルサにおいて、まさに必殺技ですね。

 

◎特筆すべき、スペースにアタックする意識

メッシとの好連携を紹介しましたが、これだけでもアルバの有能さが伝わったのではないでしょうか。彼は技術も高いですが、何よりも評価すべきはオフ・ザ・ボールの動きの質の高さです。相手のラインの裏をつくタイミング、コース取りに非常にセンスがあります。ワイドの位置からあれだけ攻撃に存在感を発揮できるSBはアルバの他にいないと思います。また、彼はバルサの中で唯一、裏に飛び出す(せる)選手でもあります。現在のバルサのアタッカーは皆、足元でボールを欲しがる選手たちばかりです。そのためラインブレイクの動きが少なく、パスが足元ばかりになって攻撃が詰まることが多々あります。しかし、その攻撃に彩りを加えているのがアルバなのです。彼の欠場するとその動きが全くなくなってしまうので、不可欠なんですよね。

 

◎逆にアルバの弱点は?

当然、メリットがあれば、デメリットもあるわけで。アルバが高い位置を取る分、相手はアルバの裏の広大なスペースをカウンターで突こうと試みます。そのリスクマネジメントはチームとして欠かせないところです。先日、アルトゥールが怪我をしてしまいましたが、ここのマネジメントをどうするのかは1つ注目ポイントになってきそうです。またアルバは170㎝と高さがないことも弱点の1つですよね。中でも、相手の左サイドからのクロスに競り負けたり、被ってしまうシーンは今シーズンも散見されてます。ここはチームとしても明確な弱点になっていますね。

 

◎アルバの弱点を覆い隠し、攻めに専念させる3-4-3

はい、ここからは完全に妄想記事です笑。個人的にはあんまりアルバをサイドバックに置いておくメリットを感じません。後ろでプレーしている分、攻撃時にフリーになりやすい反面、先程挙げたように守備面では明確な弱点になり得ます。そこで僕は、3-4-3システムの導入を提案します!

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実現性は・・・低いかな?

CBにはスピードがあり、対人の強い3人を並べます。そして中盤はブスケツラキティッチ、アルトゥール、メッシがプレーします。ブスケツラキティッチがバランスを取り、アルトゥールが前目の位置に進出。両ワイドにはスピードのあるデンベレとアルバが入り、トップにスアレスが入ります。デンベレとアルバがサイドの高い位置を取ることで相手の守備を押し広げます。メッシとアルトゥールがハーフスペースに入り、スペースと時間を享受します。カウンターに対するリスクマネジメントは3CB+ブスケツ&ラキティッチでバッチリです。後ろが2CB+ブスケツより、対人に強い3CBのほうがカウンター対策になり得るのでは?と考えています。共に左利きCBであるユムティティとラングレを共存させることのできる絶好のフォーメーションでもあります。さらにアルバを下げて、セメドを右にスライドさせることで4バックにも戻せます。メッシとスアレス両者を中央に置くことで各自の守備タスクを明確にします。どうです?見たくありませんか?フレンキーの記事でも3バックのこと書いたんでバレてるかと思いますが、僕3-4-3大好きなんです笑

 

◎アルバのバックアッパーは?

はい、という妄想を展開してみました笑。ここからは再びシリアスな話に。アルバのバックアッパーの獲得は来夏必要な補強の1つです。ただ、ここまで言及してきたようにアルバ並みの攻撃力を誇るSBは少なくとも市場には出ません。僕はアルバのバックアッパーにアルバと同じプレーを求めるべきではないと思います。来夏補強すべきなのは超攻撃的なSBではなく、攻守のバランスに優れた柔軟性のある選手であるべきではないでしょうか。そうすれば戦術的にも幅が広がりますし。ミランダがそうなってくれるのが理想なんですけどねえ…。じゃあアルバ欠場時の攻撃どうするの?って話になると思いますが、僕はウイングを補強すべきだと考えています。メッシやデンベレのようにインサイドでプレーする選手ではなく、大外のレーンでのプレーを得意とし、スピードがあり、オフザボールに優れる正統派ウイングが欲しい。代表例はペップ時代のペドロ。アルバ欠場時はそのようなウイングを起用するのはどうでしょう?彼のようなプレイスタイルかつ若い選手かつ獲得可能な選手どこかにいないですかね?笑。もし、こんなに良い選手いるよ!っていうご意見あれば是非教えてください!

 

今回はアルバにスポットを当ててみましたが、如何だったでしょうか。そろそろネタがなくなるのが怖くなってきたHikotaです笑。週2ペースでマッチレポは書くとして、あとは色々企画検討中です。更新頻度はまちまちになるかと思いますが、これからもご愛読いただけると嬉しいです!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。