Hikotaのバルサ考察ブログ

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【マッチレビュー】25−26 ラ・リーガ第24節 ジローナ対バルセロナ

こんにちは。Hikotaです。やばいやばいと言いながら、リーガで2敗しかしていないレアル・マドリーは一体何なんでしょうか。

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試合背景

ホームのジローナは、ここまで6勝8分9敗で12位。ミチェル体制も5年目に突入。今季は一時は最下位に沈むなど難しい時期を過ごしましたが、監督を代えることなく持ち直したようです。直近5試合は2勝2分1敗の成績となっています。

冬の移籍市場では、セルタからフラン・ベルトラン、マンチェスター・シティからクラウディオ・エチェヴェリ、そしてバルセロナからマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを獲得。テアは新守護神として迎え入れられましたが、僅か2試合目で重傷を負ってしまい、数ヶ月の離脱となってしまいました。1日でも早い復帰を願いたいところです。

アウェイのバルセロナは19勝1分3敗で首位を走ります。このゲームでは4日前に国王杯のアトレティコ戦で大敗を喫したショックからの立ち直りが求められます。今年最初の中4日のゲームです。スケジュールが異常ですね。マドリーが1ポイント差で追ってきているため、引き続きリーグ戦も落とす猶予はありません。

アトレティコ戦の翌日の練習ではフリックと選手たちの間で意見交換がなされた模様です。監督側からは選手たちの取り組みの姿勢や強度の欠如について指摘があり、選手側からは状況や相手によって柔軟に対応するように要請があったとの報道です。この試合でどうこうなるものではないと思いますが、今後のチームの変化には注目したいところです。

両チームの前回対戦は10月のリーグ戦。 ドロー決着が濃厚な展開でしたが、CFで途中起用されたアラウホのゴールでバルサがホームで2-1で勝利しています。

 

スタメン

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ジローナ

週末のセビージャ戦から1名の先発変更。セビージャ戦で負傷退場したベルトランがベンチスタートとなり、前回対戦でゴラッソを決めたヴィツェルがスタメンに名を連ねます

欠場者はフアン・カルロス、テア・シュテーゲン、モレノ、ウナヒ、ファン・デ・ベーク、ポルトゥ。

バルセロナ

国王杯のアトレティコ戦から2名の先発メンバー変更。左サイドの2人が変更となり、マルティンとラフィーニャが先発になります。ラフィーニャは復帰して即先発となりましたが、コンディションが懸念されます。リバウンドメンタリティを発揮すべき試合ではあるのですが…。

欠場者はクリステンセン、ガビ、ペドリ、ラッシュフォード。


試合展開

前半

試合開始から積極的なエネルギーを見せたのはホームのジローナ。高い位置からボールを奪いに行き、ショートカウンターでゴールを脅かす姿勢を見せつけます。

ただし、ハイプレスは序盤で打ち止め、多くの時間はミドルプレス〜ローブロックでバルサのボール保持に対抗することになりました。

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中盤のマーク担当をハッキリさせながら、粘り強い非保持の陣形でバルサの綺麗な崩しを許しません。

クバルシをややフリーマン気味に設定していたため、バルサ側はクバルシからの対角線のフィードでマルティンやラフィーニャを走らせる形を狙ってはいましたが、それ以外で多くのチャンスは作れませんでした。

頼みのヤマルに対してはこの日左SBに入ったマシア出身のアルナウが奮闘。アトレティコの左SBのルジェーリが国王杯で実践したように、背後を恐れずに積極果敢にボールをガツガツ奪いに行く守備で自由を奪います。剥がされることもありますが、ヤマルは明らかにこの守り方を嫌がっています。

バルサはオルモとフレンキーの左右を頻繁に入れ替えるなどの工夫を見せますが、各駅停車のパスが多く、ジローナの意表を突くようなプレーは見られず。多くのボールロストからピンチを招きました。

ジローナは持ち運ばれたら5-3-2ないしは5-4-1のブロックで後方に撤退。しかし押し込まれてボール奪取位置が低くなっても、ボール保持を得意とするこのチームにとってはあまり問題になりません

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ジローナは保持時に左SBのアルナウが中盤化するのが一般的。彼が中央でプレーすることによって、中盤で数的優位を作って前進ルートを確保するのが大きな狙いとなっています。バルサはアルナウ含む4人の中盤ユニットに対してスライドが間に合わないことが多かったと思います。

アルナウを含む左サイドのユニットのビルドアップ時の貢献は傑出していました。

左CBのブリントは持ち運びとフィード能力、列上げのタイミングが抜群に上手く、守備対応が曖昧なヤマル-フェルミンのラインから面白いように前進を果たします。

左ウイングのブライアン・ヒルは大外のオープンスペースだけでなく、間に顔を出して単騎でのキープ力を発揮。擬似カウンターの起点になり続け多くのチャンスの火付け役となっていました。

ボール保持と強度の高いプレッシングというハイライン・オフサイドトラップ戦術を成立させる必須条件が満たせないバルサ。失点していないのが幸運という展開が続きますが、さらなる幸運が前半終了間際に訪れることになります。

エリア内でオルモがブリントに倒されてPKを獲得します。キッカーはオルモにパスを出したヤマル。しかし、ヤマルがこのキックをポストに当ててしまい、ゴールならず。前半は0-0で終了します。

 

後半 

後半開始からの交代はなし。

後半の序盤はバルサが攻め込む場面が目立つことになりました。しかし、ジローナのローブロックをなかなか攻略できない時間が続きます。

引いた相手に対してはアトレティコ戦に引き続きペドリの不在を色濃く感じることなりました。フレンキーやオルモは引いた相手に対しての手前でのプレーを得意としているわけではありません

3列目の選手として素直にプレーしすぎている感が強く、先述したように各駅停車のパスが多くなっていました。ジローナの想定を超えるようなアイデアのプレーを見せられず、網にかかってしまう場面は多く見られました。

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しかし、難しい展開で先制したのはバルサでした。59分。セットプレーの流れからクンデが右からクロスを上げると、クバルシがヘディングを叩き込みます。苦戦が目立ったバルサでしたが、効率良く先制することに成功します。

しかし、またしても得点後に即失点を喫する悪癖が発生。先制から僅か2分後。ガッサニーガのロングボールをクバルシが跳ね返したところを中盤で拾われると、ジローナは左サイドに流れたヴァナトに展開。ヴァナトのクロスはクバルシがクリアしますが中途半端に再びヴァナトに渡ってしまい、折り返しをレマルに押し込まれ、あっという間に同点に追いつかれます

クバルシのクリアも中途半端ですが、個人的に気になったのは、相手にボールが渡った後にフェルミンがプレスバックを放棄して歩いていたこと。バルサは3トップが前残りすることも少なくなく、その分の非保持負担は中盤が負うことが多くなるのですが、フェルミンはまるで関心がないかのようにボールラインまで戻ろうとしませんでした。

この場面に限らず、最近のフェルミンは少々尊大な振る舞いが散見されるのが気になるところです。10ゴール10アシスト達成は素晴らしいの一言ですが、結果を残せばOKとばかりにハードワークを怠れば、バルサの中盤としては良い未来は待っていないでしょう。プレー選択も自身の数字に繋がるものを強引に選ぶ傾向が強く、エゴとの向き合いが必要な状況です。

失点直後、バルサはマルティンとラフィーニャを下げて、バルデとルーニーを投入。ラフィーニャは時間制限があったようですね。対してジローナはベルトランを中盤に投入し、システムを4-1-4-1気味に変更。バランスの是正を図ります。

更に両チームは73分にメンバーチェンジ。ジローナは最前線にエチェヴェリを投入。バルサはフェランとエリックを下げてレバンドフスキとアラウホを投入します。

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この交代でよりリズムを掴んだのは中盤の構成力を高めたジローナの方で、多くのチャンスを演出します。反対にバルサはルーニーが不慣れな左サイドに入ったこともあり、有効なチャンスは作れず。

80分にバルサはようやくオルモを下げてベルナルを投入。いつかのレビューでも書いた通りペドリ不在時にキーになるのはベルナルだと思っているので、もっと早い投入を望んでいました。コンディションの問題なのかもしれませんが。このタイミングでルーニーは右側に移されています。

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両チーム手札を出した状態で勝負を制したのはジローナでした。86分、バルサの自陣左サイドでのスローインを奪うとショートカウンター。エチェヴェリが左斜め方向にドリブルして相手を引きつけると、エリア手前のベルトランが右足を一閃。逆転弾を決めます。

しかし、これは疑惑の判定でエチェヴェリはドリブルの最中で明らかにクンデの足を踏みつけたのですが、こちらはファウル判定にならず。明確に踏みつけていたので不可解なジャッジではありました。

ただ、この場面でも気になったのがボールをロストしたレバンドフスキも、前に出て行こうとしたフレンキーも一切ゴール前に戻ってくる素振りがなかったこと。先ほどはフェルミン個人を指摘しましたが、チーム全体としてプレスバックに対する意識が薄れているのは気がかりです。

後がないバルサはアラウホを最前線に上げ、前半戦の再現を狙います。一方のジローナは最後の交代枠でフランセスを投入し、5バックにスイッチして逃げ切りを図ります。

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バルサは最後までジローナの懸命な守備を崩せず。試合は1-2でタイムアップを迎えました

 

雑感

0-4での大敗からの捲土重来を期すチームのパフォーマンスとしてはあまりにも低調だったと言わざるを得ません。質も量も求められるレベルに達しておらず、不穏な空気を払拭するどころか、更に雰囲気が悪化するような敗戦でした。

敗戦したにも関わらず、マンオブザマッチに選ばれたのはジョアン・ガルシアという事実はこの試合の展開を雄弁に物語ます。2失点目の判定は納得いきませんが、この日のバルサが勝利に相応しい出来でなかったのもまた事実です。それは受け入れなければならないですね。

多くのファンが述べているように過度なオフサイドトラップ戦術が限界を迎えているのは同意しますが、個人的にはレビューの中でも書いたように、ボール保持の質とプレッシングの強度が下がっていることをより懸念しています。

バルサがバルサである以上、誰が監督をやっても、高いラインを敷いてボールを握るサッカーを志向することに変化はありません。前者はペドリの復帰で解決する部分が大きそうですが、後者は選手たちの意識が低下している感も否めず、正念場ですね。

さて、首位陥落してしまいましたが、まだ2ポイント差です。次は中5日を挟んでリーグのレバンテ戦を迎えます。殺人的なスケジュールが続いているので、この5日間は選手たちがきっちりリフレッシュしてくれることを祈りたいですね。

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最後までお読みいただきありがとうございました。