Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

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【日本代表】対ウルグアイ2-2 スイッチャーとしての柴崎岳

皆さん、こんにちは。Hikotaです。現在、欧州のシーズンはオフ期間ですので、移籍の動きがかなり出てきましたね。中でも最悪のシーズンを送ったレアル・マドリーはここまでチェルシーからアザール、リヨンからメンディ、さらにフランクフルトからヨビッチを獲得するなど非常に積極果敢な補強を見せています。一方の我らがバルセロナは冬に獲得決定済みだったフレンキ―以外は具体的な発表はまだありません。

デ・リフト(ユベントス移籍が濃厚)やグリーズマン、そしてまさかのネイマールやアウベスの復帰など報道は盛んにされているのですが、現時点で公式発表はありませんね。個人的には公式発表があるまでは何も信じないスタンスを取っています。あまりに飛ばし記事が多いですし笑。ただ、一連の報道を見ていてあまり左サイドバックについての記事がないのは非常に気がかりです。さすがに来シーズンもアルバ1人で臨むわけにはいきませんが・・・。

まあ移籍に関しては気長に公式を待つとして、前回に引き続きコパ・アメリカでの日本代表について書いていきたいと思います。

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↑前回記事はこちら

 

■スタメン

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スタメンはこのようになりました。日本は惨敗を喫したチリ戦から6人メンバーを入れ替えてきました。右サイドバックに岩田、柴崎の新相棒としてマンチェスターシティから引き抜かれた板倉がチョイスされ、2列目は絶対的レギュラーの中島に加えて、安部、三好が構成します。最後尾と最前線には川島、岡崎の経験豊富なベテランが起用されました。

一方のウルグアイはほぼベストメンバー。僕がわざわざ説明するまでもなく素晴らしいメンバーが揃っていますよね。特にセンターラインの6人の能力の高さは特筆に値します。バルサファンとしてはもちろんスアレスにも注目。ちなみに右サイドバックカセレスも元バルセロナ所属です。

 

■前線からの守備で相手のビルドアップを限定

前回の記事では中島翔哉の守備意識の低さを問題点として挙げましたがこの日の日本の守備はどうだったのでしょうか。

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結論から言うと、ある程度成果を挙げることができました。図は前半7分のシーンです。ウルグアイの後方からのビルドアップ。ヒメネスがゴディンにパスを出した場面です。このあとの守備にポイントがあります。

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ボールを受けたゴディンに岡崎がプレッシャーをかけます。この時、岡崎はヒメネスへのパスコースを遮断するようにプレスをかけています。そのおかげでヒメネスの対面の安部はヒメネスのマークを捨て中央のトレイラのマークへ。さらに柴崎がハーフスペースを埋めることで、カバーニへのグラウンダーのパスを遮断します。左サイドのラクサール、ロデイロにはそれぞれマークがついている状態ですから、ゴディンは仕方なく前線にロングフィード。これは簡単にCBが回収し、日本がボールを奪い返しました。

これは上手くいった一例ですが、非常に効果的な守備です。右利きのゴディンに難しい状態で左足でボールを蹴らせた時点で前線の守備は機能していると言っても過言ではありません。今大会のチームが従来の日本と大きく違うのはCB2枚が空中戦に絶対の自信を持っているという点です。富安も植田も世界トップレベルとはいかないまでも世界で戦えるだけの高さと強さは持ちあわせていると思います。ボランチの板倉も空中戦頑張ってくれましたし。彼等のお陰である程度に相手のアバウトなロングボールに対応できているのは大きな強みです。

岡崎の守備の上手さは言うまでもありませんが、この試合では安部、三好もかなりの貢献を見せてくれました。岡崎や安部が相手のボランチまでケアすることで後ろの守備はかなりやりやすかったのではないでしょうか。ある程度重心を下げることで守備は安定した印象です。ウルグアイ自体も無理に繋ぐというより、無難に強力2トップに早めに当てる選択が目立ちました。2人の関係性だけでシュートまで持っていけてしまうわけですから恐ろしいですよね。

ちなみに中島の守備はというと、チリ戦よりは頑張っていたという印象でしょうか。相手の右サイドバックカセレス、途中出場のゴンサレス共にそこまで頻繁に前に出てこなかったのも幸いしましたね。ただその分、ボールを持った時はかなり警戒されており、SB、サイドハーフボランチの3枚から囲まれるシーンも散見されました。

 

 ■特筆すべき三好の「受け方」

さて、前半立ち上がりからウルグアイの2トップの脅威にさらされながらも悪くない守備を見せた日本ですが、攻撃のほうはどうだったのでしょうか。個人的には右サイドハーフの三好のプレーに感銘を受けました。2ゴールを奪ったことを差し引いても彼の果たした役割は非常に大きいものがありました。

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チリ戦の問題点

チリ戦では上図のような問題点が散見されました。SBがタッチライン際に追い込まれて仕方なく前方のサイドハーフに縦パス。ここで潰されてビルドアップ失敗というパターンが多くありました(作り直すのが面倒なのでコマはウルグアイ戦のままですがご了承ください)。正直初戦右で起用された前田は本職ではなかったのでこの縦パスをどうにかするクオリティもポジショニングセンスもありませんでした。

それに比べて、というわけではありませんが、三好のボールを受けるセンスはやはり別格でした。まずポジショニング。絶妙にボランチの横のスペースでボールを引き出すことで相手の嫌がるような位置で前を向くことができていました。サイドのレーンでボールを受ける際にも、左利きの特性を存分に活かして上手く相手とボールの間に体を入れてボールをプロテクト。スペースのない状況でもしっかりとボールをキープして次の展開に繋げることができていました。

前半3分の岡崎のシュートを演出したシーンなんてまさに彼のセンスが活きました。ラクサールが岩田に釣られて空けたスペースで柴崎の縦パスを引き出す狡猾ぶり。岡崎が決めてれば完璧でしたが笑。他のシーンを見ててもCBとSBの間のスペースをよく狙っているのが分かります。

単独で仕掛けることもできますし、1点目のように右足でも強烈なシュートを放つことも。本当にインテリジェンスの高い選手だなと改めて感じました。久保はもちろん、安部もこの試合で大きな存在感を見せましたし、新ビッグ3とメディアから持ち上げられている中島や堂安、南野もうかうかしていられませんね。2列目は本当にいい人材が次から次へと出てきています。誰がレギュラーをつかみ取るのか目が離せません。とりあえず僕は三好が欧州に移籍する前に日産行ってきたいと思います笑。

 

柴崎岳の非凡なところ

さてメイントピック。この試合輝いたのはやはりこの男でした。キャプテン柴崎岳。いやまさか「柴崎」の前に「キャプテン」をつけることになろうとは誰が予想したでしょう笑。それも日本代表の。彼も今年27歳ですから時が経つのは本当に早いですよね。昨シーズン所属先のヘタフェでほとんど出場機会がなかった彼ですが、森保監督の信頼は揺るがず。

彼はよく「司令塔」と称されることがありますが、個人的には正しくないかなと考えています。「司令塔」の定義がそもそもよく分からないので微妙ですが、彼は決して遠藤保仁の後継者的存在ではありません。彼が得意としているのはチームを動かすパスではなく、ゴールに直結するパスです。柴崎岳の真骨頂はこの局面を大きく進める展開力です。

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三好の1得点目を演出した長いサイドチェンジが最たる例です。このシーンでは相手がかなり前からプレッシャーをかけて来ました。その分、逆サイドがフリーになっているのを柴崎は見逃しませんでした。プレスのいなし方からサイドチェンジまで本当に美しい動きでした。柴崎のパスと言えばW杯のセネガル戦の長友への長いパスなんかも代表的ですよね。

大島僚太小林祐希ではなく、柴崎が森保監督重用されているのもまさにこの躊躇なく決定的なパスを出せる能力が現代表の「縦に速く」のコンセプトにマッチしているからでしょう。あくまで柴崎はチームの「コントローラー」ではなく、攻撃の「スイッチャー」だと僕は解釈しています。

彼の課題は守備力だと言われていますが、今大会ではかなり頑張っていると思います。対人や空中戦も躊躇なく行きますし、先述したようにカバーリングを始めとしたスペースへの意識が強くなっているところも中盤の選手として非常にグッドポイント。試合に出られないながらも守備重視のヘタフェに所属していることは柴崎にとってプレーの幅を広げる良い機会だったのかもしれません。プレーしてるところが見たいので、さすがに移籍して欲しいところですが笑

 

▪️その他雑感

・川島、岡崎はさすがのプレー

久々に2人の姿を見た気がします笑。もうすっかりおじさんな2人ですが、やはりプレーは流石の一言。川島の55分のカバーニのシュートセーブは文字通りチームを救いました。飛び出す→止まる→最後まで我慢するというお手本のようなセービングでした。「やらかし」が多いので叩かれることが多い川島ですが、やはりその実力は日本トップクラス。逆に言うと未だに彼より明らかに優れたキーパーがいないのは問題ですね…。

岡崎はコンディションが不安でしたが、やはりピッチに立てばクオリティが高い選手です。不器用そうな彼ですが、プレーの幅が本当に広いですよね。得点こそ奪えませんでしたが、彼がいることで2列目が受ける恩恵は非常に大きいものがあると思います。最後尾と最前線のベテラン2人が上手くチームをまとめてくれた印象です。

・VARでPK

前半1-0で折り返せればというところでしたが、植田がカバーニを倒してしまい、VARによりPKを与えてしまいました。微妙な判定だったと思いますが、足の裏を見せてしまったので致し方ないかもしれませんね。ビデオ判定がなければノーファールだったと思いますが。今後ディフェンスの選手はVARで細かくチェックされることも加味してプレーしなければなりませんね。

今回の植田であれば(カバーニもピッチ上で指摘していましたが笑)、左足でブロックに行くべきでしたね。右利きの選手なのでどうしても右足が出やすいのですが、その辺の意識が高まって来ないと世界で勝つのは難しいのかなと。

ウルグアイ

正直もう少しガツガツくると思っていただけに、思ったよりも省エネモードで拍子抜けしました笑。まあ彼らの目標は優勝でしょうからここにピークを持ってくるはずもありませんが…。組織というよりもスアレスカバーニの能力が目立った印象です。決勝トーナメントに進めばまた変わるでしょうか。

 

▪️エクアドル

他グループの結果により、日本は明日のエクアドル戦に勝利すれば決勝トーナメント進出が決定します。準々決勝の相手は開催国ブラジル。自分たちの力をぶつける絶好のチャンスです。何としても勝ちたいところです。

まだエクアドルの試合をチェックできていないので、予想することはできませんが、今から見て適当にTwitterに流そうと思っているのでそちらも是非。

 

 最後までお読みいただきありがとうございます