Hikotaのバルサ考察ブログ(仮)

主にFCバルセロナが好きです。他サポの方大歓迎です

【マッチレビュー】コパ・デル・レイ準決勝1stレグ バルセロナ対レアル・マドリード

 おはようございます。後半戦クラシコ3戦の第一ラウンドが開幕しました。早速試合のほう見ていきましょう。

f:id:hikotafootball:20190207051916p:plain

スタメンです。ホームのバルセロナはエースのメッシが負傷の影響でベンチスタート。デンベレは結局間に合わず。右SBはセルジ・ロベルトではなくセメドが先発起用されます。メッシの代役の右ウイングにはマルコムが抜擢されます。

一方のマドリ―はカゼミーロ、ベイルがベンチスタート。左SBには新進気鋭のレギロンではなくマルセロが起用されます。左右のウイングにはバスケスとヴィニシウスが入りました。

【前半】

 前半から中盤に圧力をかけられ、ミスを連発するバルセロナ。それに対して効果的なカウンターを繰り出します。前半戦のクラシコとは打って変わって攻守にソリッドなチームになってカンプノウに帰ってきました。前半5分、マドリ―が左サイドでビルドアップを開始します。マルセロがワイドのレーンでボールを持つと、ベンゼマが左のハーフスペースに流れてボールを受けます。すかさず中央に向けてドリブルを開始すると当然バルサの守備陣は引き付けられます。ベンゼマがギリギリのところで左サイドのヴィニシウスに展開し、今度は右サイドに流れていきます。左サイドでピケと1対1になったヴィニシウスは右足でクロス。これがジョルディ・アルバの頭上を越えてベンゼマの足元へ。ベンゼマは完璧なトラップでボールの勢いを殺すと中のルカス・バスケスに折り返し、バスケスが押し込んでマドリ―が先制します。3トップの素晴らしい連携が光りましたね。

カリム・ベンゼマ、ハーフスペース活用の達人

 非常に厳しい前半を戦うことを余儀なくされたバルセロナですがその要因はどこにあったのでしょうか。この試合最もバルサの守備陣に困難をもたらしたのは、18歳のヴィニシウスではなくCFのベンゼマでした。彼は恐らく現在のCFの中で最もハーフスペースでボールを受けることに長けた存在ではないでしょうか。ストライカーでありながらもゴール前から離れることを厭わない稀有な存在です。彼はその卓越した技術とプレービジョンによりピッチ上のどこでもボールを受けることができます。特にサイドやハーフスペースに流れてのボールレシーブのスムーズさは特筆に値します。彼のこの動きはバルサの右サイドに数的不利をもたらしましたね。失点のシーンもベンゼマの動きが起点になっています。得点数の少なさから異常に評価は低いですが、彼もまた正真正銘のクラックです。

◎完璧だったマドリ―の右サイド、違いの作れないマルコム

 マドリ―は今シーズンの前半戦のクラシコで1-5で敗れています。特に前半はバルセロナ相手に何もさせてもらえませんでした。その大きな要因の一つとしてバルサの左サイド、コウチーニョ&アルバの攻撃に対して後手に回ったことが挙げられます。あの試合ではマドリ―の右サイドはベイルとカルバハルのコンビでしたが、ハーフスペースに位置するコウチーニョと、ワイドのレーンを駆け上がるアルバをそれぞれどちらがマークにつくのか非常に曖昧でした。しかし、今日の試合ではベイルではなくバスケスを起用してきました。運動量豊富で献身的なバスケスの存在により、マークは明確になりました。アルバにはバスケスコウチーニョにはカルバハルがつきます。それにより右サイドの攻撃力は半減してしまいますが、バルサの一番のストロングポイントである左サイドを封じ込めたという意味では非常に大きな采配だったと思います。現に前半はコウチーニョはカルバハルの厳しいマークを受けて自由にプレーできませんでした。カルバハルもバスケスがアルバを見てくれている分、安心してコウチーニョを潰しにいけますからね。この試合のマドリ―は徹底的に中を締めて外を捨てる守備を敷いてきました。ヴィニシウスが内に絞ってラキティッチからボールを奪ったシーンなんかまさにその表れでした。ハーフスペースが使えないならばバルサはワイドのレーンから崩しを図りたいところ。実際マドリ―が中央を固めている分、マルコムがマルセロと1対1になるシーンが多くみられました。個人的に今日のマルコムは悪くはなかったかと思いますが、前半の突破口はマルセロのところだけだったのでもう少し優位性を持って欲しかったところです。

 

【後半】

 かなり劣勢強いられたバルセロナですが、後半12分、スコアが動きます。左サイドでラングレがボールを持つとロングフィード。これにアルバが抜け出しますが、GKナバスがなんとかブロック。このこぼれ球をスアレスが拾って左足で巧みなシュート!これはなんとかセルヒオ・ラモスが掻き出しますが、こぼれ球を拾ったマルコムが左足で決めてバルサが同点に追いつきます。マルコムにとっては嬉しいゴールとなりましたが、実はこのゴール、先述したカルバハル&バスケスのアルバ&コウチーニョに対するマンマーク気味のディフェンスの産物なんです。ラングレがボールを持った瞬間、コウチーニョは真ん中にポジションを取っています。当然カルバハルはサイドを離れコウチーニョを捕まえに行きます。定石通りバスケスがアルバをケアしますが、ここでエラーが起きます。バスケスロングフィードに対する対応はお世辞にも良いとは言えないもので簡単にアルバに裏を取られてしましました。もしかするとカルバハルなら対応できたかもしれません。それ以外のシーンでの守備は完璧だっただけに悔やまれる失点だったかと思います。

その後バルサはメッシとビダル、マドリ―はカゼミーロとベイルを投入し、交代のカードを切ってきます。一進一退の攻防が続きますが、両者ともにこれ以上のゴールを生まれず。カンプノウでの第1戦はマドリ―がアウェイゴールを持ち帰る引き分けで決着を迎えました。

 

【雑観】

 バルサにとっては非常に厳しいゲームになりました。マドリ―は強烈なハイプレスこそかけてきませんでしたが。徹底的に中盤を潰してきましたね。特にバルサのキープレーヤーであるアルトゥールには厳しいマークがつきました。非常にコンパクトな陣形を敷いてきたため、裏を狙うアクションがもう少し見られればと思いました。個人的には左サイドが封じられた時に右サイドでどう違いを作るのかポイントだと思っています。デンベレが戻ってくればまた違いますかね。マドリ―はここまでソリッドなチームになったのはソラーリの手腕だと思います。ロナウドやベイルといった選手は攻撃面で大きなメリットを生む反面、チームのバランスに歪をもたらします。ベイルやイスコを起用せず、献身的なバスケスと若いヴィニシウスを起用することで非常連帯感溢れるプレイが多く見られました。しかし裏を返せばマドリ―からするとこの内容ならもう1点くらい欲しかったところかもしれませんね。あまりポジティブな要素のなかったバルセロナですが上手くいかないなかでマルコムにゴールが生まれたのは大きいのではないでしょうか。クラシコで得点を奪える選手は世界に多くありません。このゴールが自信になってくれればいいですね。メッシはやはりコンディションが微妙でしたね。次のサン・マメスでのビルバオ戦、休ませるのも手ですね。

不利な状況でベルナベウに乗り込むことになってしまいましたが、あまり悲観はしていません。セカンドレグにはメッシもデンベレも万全の状態で帰ってきてくれるはずです。セカンドレグではまた違った展開が見られるのではないでしょうか。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。